著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ヴィクトル・I・ストイキツァ
Victor I. Stoichita

1949年、ルーマニアのブカレスト生まれ。ローマ大学で哲学博士号を取得ののち、1989年にパリ、ソルボンヌ大学で国家博士号を取得、1991年以降フリブール大学(スイス)教授として近現代美術史を講じるかたわら、国際的な研究教育活動に従事している。著書:『絵画の自意識――近代初期におけるタブローの誕生』、『ゴヤ――最後のカーニバル』(アンナ・マリア・コデルクとの共著)、『ピュグマリオン効果――シュミラークルの歴史人類学』、『影の歴史』。

 

[ヴィクトル・I・ストイキツァの書籍一覧]

幻視絵画の詩学
スペイン黄金時代の絵画表象と幻視体験

[著者]ヴィクトル・I・ストイキツァ
[訳者]松井美智子

〈表象不可能なもの〉を描く幻視絵画の錯綜したメカニズムをストイキツァが鋭利に解読────
こんにち最も注目される気鋭の美術史家が、幻視絵画の精華である17世紀スペイン絵画に仕掛けられた錯綜したメカニズムを鋭利に読み解き、わたしたちを瞠目すべき結論へと導く。

[書評]
『西日本新聞』2009年3月2日

定価=本体 3,600円+税
2009年2月5日/四六判上製/350頁/
ISBN978-4-88303-237-2


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