著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

杉山あかね
すぎやま・あかね

1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学、ベルリン自由大学美術史研究室にて博士号取得(哲学博士)。19世紀ドイツ・ロマン主義絵画を中心に、ドイツ語圏の近代美術研究に取り組む。主要論文として「カスパー・ダーヴィト・フリードリヒによる対作品《階段を下りてゆく女性》および《光の方へ上ってゆく女性》を巡る一考察」(『美術史』第194冊、2023年)、また翻訳・エッセイ執筆により『芸術愛好家たちの夢 ドイツ近代におけるディレッタンティズム』(佐藤直樹編、三元社2019年)、『ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画』(佐藤直樹監修、平凡社2020年)等の出版に携わる。

 

[杉山あかねの書籍一覧]

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ

[著者]ヴェルナー・ブッシュ
[訳者]杉山あかね

その風景画に宿るのは、神の秩序としての幾何学。
十九世紀初期、ドイツ近代絵画の幕開けを導いた画家フリードリヒの世界観はどのように形成され、作品に昇華したのか。素描から本画へと至る過程、ロマン主義の幾何学に立脚した画面構成の流儀を詳細に分析し、その信条と手法に深く迫る。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 3,000円+税
2025年10月20日/A5判上製/184頁/ISBN978-4-88303-617-2


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