著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

鈴木義里
すずき・よしさと/ぎり

1953年生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。専門は社会言語学・言語政策。フィールドは日本とインド。大正大学・表現学部 准教授。著書に『あふれる言語、あふれる文字――インドの言語政策』(右文書院、2001年)、『日本語のできない日本人』(中公新書ラクレ、2002年)、『論争・英語が公用語になる日』(共編著・中公新書ラクレ、2002年)、『つくられた日本語,言語という虚構――「国語」教育のしてきたこと』(右文書院、2003年)、『もうひとつのインド、ゴアからのながめ――文化・ことば・社会』(三元社、2006年)など。論文に「国家と州の公用語――インド・グジャラート州の公用語を手がかりとして」(田中克彦・山脇直司・糟谷啓介編『ライブラリ相関社会科学』第4号、新世社、1997年)、「多言語社会インドのメディア」(『ことばと社会』4号、三元社、2000年)、「ゴアの言語紛争(1985-87)」(『アジア・アフリカ言語文化研究』no.61、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2001年)、「ゴアの言語状況――植民地支配の長い影」(『ことばと社会』8号、三元社、2004年)、「ガーンディーと英語――一つのインド、一つの言語」(大正大學研究紀要、2009年)、「J・ネルーと言語――ヒンディー語も英語も、という選択」(大正大學研究紀要、2010年)など。(2011年6月現在)

 

鈴木義里の書籍一覧]

大学入試の「国語」
あの問題はなんだったのか

[著者]鈴木義里

私たちは、文章をどのように読んでいるのだろうか? 小学校から大学入試までひたすら受けてきたあの「国語」の試験。私たちの「読み」は、その「国語」の試験によって形作られてきたのではないか? 「国語」の大学入試問題の変遷から日本語を考える。

[書評]
《南日本新聞》《山形新聞》他→記事を読む(2011年7月10日《山形新聞》より)

定価=本体 2,300円+税
2011年6月20日/四六判並製/296頁/ISBN978-4-88303-292-1

もうひとつのインド、ゴアからのながめ
文化、ことば、社会

[著者]鈴木義里

アラビア海に面した美しい海岸の町ゴアは、451年間もの長きにわたってポルトガルの植民地支配のもとにあった。解放後もキリスト教をはじめ、ヨーロッパの文化が深く根をはり、インドのなかで異質な光をはなっているゴア。この「もうひとつのインド」ゴアの文化・ことば・社会をつうじて、多言語多文化社会インドの現在をみつめなおし、言語とナショナリズムのゆくえをうらなう。

定価=本体 2,600円+税
2006年6月28日/四六判並製/304頁/ISBN978-4-88303-184-9


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