著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

田所辰之助
たどころ・しんのすけ

日本大学理工学部建築学科教授。日本大学大学院建築学専攻博士後期課程単位取得退学。専門はドイツ近代建築史・建築論。博士(工学)。最近の論文に「第二回近代建築国際会議と『生活最小限の住宅』」(内田青蔵編『住宅建築文献集成第23巻 柘植芳男訳「生活最小限の住宅」』柏書房、2013年)。主な共著書に『近代工芸運動とデザイン史』(思文閣出版、2008年)、『材料・生産の近代』(東京大学出版会、2005年)、『マトリクスで読む20世紀の空間デザイン』(彰国社、2003年)、『作家たちのモダニズム』(学芸出版社、2003年)、『[クッションから都市計画まで]ヘルマン・ムテジウスとドイツ工作連盟:ドイツ近代デザインの諸相』(京都国立近代美術館、2002年)、『建築モダニズム――近代生活の夢とかたち』(エクスナレッジ、2001年)、など。共訳書に『建築家・吉田鉄郎の「日本の庭園」』(鹿島出版会、2005年)、『建築家・吉田鉄郎の「日本の住宅」』(鹿島出版会、2002年)。(2015年4月現在)

 

[田所辰之助の書籍一覧]

ビフォー ザ バウハウス

帝政期ドイツにおける建築と政治 1890-1920

[著者]ジョン・V・マシュイカ
[訳者]田所辰之助+池田祐子

バウハウスの栄光の影に隠されたドイツ建築・デザイン史――
世紀転換期ドイツの産業化/世界政策と併行して展開した、プロイセンはじめ諸王公国における建築・工芸・デザインをめぐる改革、アーツ・アンド・クラフツ運動の受容と田園都市運動の推進の諸相をあきらかにし、ドイツ工作連盟でたたかわれた建築とデザインの「定型(規格)化」か、芸術の「独自性」か、をめぐる論争の今日的意味を問う。

[書評・紹介]
《図書新聞》2015年11月7日号、評者:本村健太氏
『SD 2015』(2015年12月)、評者:田路貴浩氏

定価=本体 7,400円+税
2015年4月15日A5判上製/ 576頁/ISBN978-4-88303-333-1


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