著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

イェルク・ツィンマーマン
Chen Yuhua

1946年生まれ。 本書執筆当時は、ハノーファー単科大学における美術史と 芸術学の教授、およびハノーファー総合大学の哲学の講師。 主要な研究分野は美学、記号論、解釈学、近代美術史。主著: Wittgenstein sprachphilosophische Hermeneutik, Frankfurt 1975; Sprache und Welterfahrung (Hg.), Munchen 1978; Sprachanalytische Asthetik, Stuttgart 1980; Das Naturbild des Menschen (Hg.), Munchen 1982; Theorie der Geowissenschaft (zusammen mit Wolf von Engelhardt), Paderborn 1982, engl. Ausgabe: Cambridge 1988; Lichtenberg. Streifzuge der Phantasie (Hg.), Hamburg 1988.

 

イェルク・ツィンマーマンの書籍一覧]

作品とコンテクスト
フランシス・ベイコン《磔刑》
暴力的な現実にたいする新しい見方

[著者]イェルク・ツィンマーマン
[訳者]五十嵐蕗子五十嵐賢一

ぼくの作品が暴力的だと人から言われると、ときどき思うんだ。
ひょっとすると、これでベールとかスクリーンを1枚か2枚ははぐことができたかなとね。

(デイヴィッド・シルヴェスターとの対話におけるフランシス・ベイコンの言葉)

暴力に晒され、暴力に苛まれる人間の姿を描き続けた20世紀絵画の巨匠フランシス・ベイコン。ナチスによる残虐行為をテーマに潜ませたこの絵を、ドイツ人である著者が詳細に腑分けし、画家が切り拓いた「現実にたいする新しい見方」を探り出す。

定価=本体 2,200円+税
2006年2月25日四六判並製/144頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-169-6

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