シュトルム名作集 T

[著者]テーオドール・シュトルム
[編訳者]日本シュトルム協会

19世紀ドイツの市民的写実主義の作家・詩人テーオドール・シュトルム――
ドイツ文学の真珠といわれる、美しくもはかない青春の悲恋を描く、初期の代表作『みずうみ』、そして本邦初訳作品『荒地の村』を含む初期から中期の14篇を収録。

[書評・紹介]
《毎日新聞》「この人・この3冊」、2011年8月7日→記事を読む
《毎日新聞》「今週の本棚」、2013年3月17日→記事を読む
《京都新聞》「詩歌の本棚」、2013年3月18日、評者:河津聖恵氏→記事を読む
《朝日新聞》「フロンティア列伝・加藤丈雄さん」、2013年3月27日→記事を読む
《図書新聞》2013年5月25日号、評者:松村國隆氏

定価=本体 5,000円+税
2009年5月20日/
A5判上製/440頁/ ISBN978-4-88303-243-3
 

[目次]
シュトルム文学への招待(田中宏幸)

マルテと彼女の時計
広間にて
みずうみ
アンゲリカ
広場のほとり
ヴェローニカ
ブーレマンの館
雨姫さま
聖ユルゲンにて
レーナ・ヴィース
荒地の村
人形つかいのポーレ
静かな音楽家
水に沈む

     訳者紹介
       加藤丈雄/小畠泰/高木文夫/田中宏幸/田中まり/永井千鶴子/野原章雄/深見茂/松井勲/
       渡邊芳子

シュトルム名作集 U

[著者]テーオドール・シュトルム
[編訳者]日本シュトルム協会

シュトルム文学の代表作―因習を振り払い、北海の荒波に立ち向かう堤防を築き守るハウケ・ハイエンの悲劇を描く『白馬の騎手』、そして本邦初訳作品『市参事会員の息子達』を含む中期から後期の作品6篇。

定価=本体 5,000円+税
2009年10月30日/A5判上製/432ページ/ISBN978-4-88303-250-1

[目次]
オーク屋敷
市参事会員の息子たち
キルヒ父子
ドッペルゲンガー
告白
白馬の騎手

     解説 シュトルム文学と故郷フーズム(松井勲)
     シュトルム年譜(野原章雄)
     シュトルム散文作品リスト(小畠泰)
     あとがき??日本シュトルム協会について(田中宏幸)
     訳者紹介
       加藤丈雄/加沼毅一/小畠泰/須賀洋一/高木文夫/田中宏幸/田中まり/永井千鶴子/
       中島邦雄/野原章雄/深見茂/松井勲/三浦淳/宮内芳明/渡邊芳子

シュトルム名作集 V

[著者]テーオドール・シュトルム
[編訳者]日本シュトルム協会

19 世紀ドイツの社会や家族における軋轢や矛盾を独自のあざやかな手法で描く中期の代表作『大学時代』『三色すみれ』、そして本邦初訳の『御雇い医術師――帰郷』をはじめ、初期から後期にかけての 17 篇を収録。

定価=本体 5,400円+税
2011年2月10日/
A5判上製/ 504頁/ ISBN978-4-88303-283-9

[目次]
面影
小さなヘーヴェルマン
みどりの木の葉
陽を浴びて
林檎の熟するとき
遅咲きの薔薇
館にて
大学時代
もみの木の下で
海の彼方より
ツィプリアーヌスの鏡
御雇い医術師――帰郷
島の旅
三色すみれ
従弟クリスティアンの家で
プシューヒェ
管財人カルステン

     あとがき(田中宏幸)
     訳者紹介
        青木美智子/加藤丈雄/小畠泰/汐見薫/須賀洋一/田中宏幸/田中まり/永井千鶴子/中村修/
        野原章雄/深見茂

シュトルム名作集 W

[著者]テーオドール・シュトルム
[編訳者]日本シュトルム協会

騎士ロルフと少女ダグマルの愛と破滅を描く年代記物語『ハーデルスレフフース砦の婚礼』、妻の愛で心の病を克服し再生をはたす青年の『沈黙』ほか、本邦初訳『レナーテ』など4作品を含む、中後期の8篇を収録。

定価=本体 5,200円+税
2011年8月10日/A5判上製/464ページ/ISBN978-4-88303-290-7

[目次]
レナーテ
森水喜遊館
ビール醸造業者の家で
顧問官
沈黙、ヨーン・リーヴ
ハーデルスレフフース砦の婚礼
桶屋のバッシュ

     解説「シュトルム文学と社会批判」―日本「市民」シュトルムを読む(深見茂)
     訳者紹介
        加藤丈雄/加沼毅一/小畠泰/高木文夫/田中宏幸/田中まり/永井千鶴子/野原章雄/深見茂
        松井勲/三浦淳

シュトルム名作集 X

[著者]テーオドール・シュトルム
[編訳者]日本シュトルム協会

賢者の石を求めつづけて一生を終える人間の悲喜劇を描く『ヒンツェルマイアー』、史実とロマンスを巧みにまじえて語る年代記小説の傑作『グリースフース年代記』、そして本邦初訳5篇を含む12篇と翻訳作品書誌を収録。

定価=本体 5,400円+税
2012年1月30日/A5判上製/480ページ/ISBN978-4-88303-300-3

[目次]
ヒンツェルマイアー
炉辺にて
豪農の館
片辺にて
ある画業
古の二人の甘党
今とむかし
森蔭荘物語
左隣の家で
子供たちと猫について
グリースフース年代記
「むかし王女と王子あり」

     シュトルム小説散文邦訳作品リスト(小畠泰)
     あとがき(田中宏幸)
     訳者紹介
        加藤丈雄/加沼毅一/小畠泰/須賀洋一/高木文夫/田中宏幸/田中まり/中村修/野原章雄/
        深見茂/松井勲/三浦淳

シュトルム名作集 Y

[著者]テーオドール・シュトルム
[編訳者]日本シュトルム協会

トーマス・マンが珠玉の作品と讃えた抒情詩(最終版全詩篇)、処女作『熊の子ハンス』、『樽の中の小話』、評論『テーオドール・フォンターネ』、自伝的散文『幼年時代の想い出』、『メーリケの思い出』ほか、作品理解に欠かせない本邦初訳を含む作品群を収録。

定価=本体 5,200円+税
2013年2月10日/A5判上製/432ページ/ISBN978-4-88303-325-6

[目次]
詩集
  第一部
     十月の歌/かなたにて?/クリスマスキャロル/夏の真昼/街/海辺/森の中/エリーザベト/
      竪琴弾きの娘の歌/小夜鳴鳥?/民謡ふうに(1〜2)/レギーネ/緑のひと葉/白い薔薇(1〜3)/運命/
      また、ふたたび!/時は告げられた/夜に(なぜ、アラセイトウは夜)/
      痛いほど感じているよ、人生は流れていくと?/ヒアシンス/言葉にしないけれど?/
      たそがれどき(ソファーに君)/女の手/時は過ぎ/やさしく君に呼びかけてみても?/君は眠っている/
      〈ひとつの墓が物語るのは数多くの場所〉/兄いもうとの血(1〜2)/月の光/ルーツィエ/
      死せる女に(1〜2)/よそから来た娘/定理/小さな娘/ああ、甘やかな無為のひととき/
      愛の腕に抱かれし者/さあ、ひそやかにやさしく、そしてあいらしく?/僕の両目をふさいでおくれ/批判/
      朝に/夜に(一日が終わった!)/こどもたち(1〜2)/秋に/おやすみやす/
      おお、死せる者たちを思い続けよ/悪いときに/たとえそれが大きな苦しみであったにせよ/暫定政権/
      国家年鑑より(1〜2)/よろしゅうおあがり/猫たちのこと/天使・結婚/深いため息/あけがたに/
      海辺の沃野から/役所の机/嵐の夜/森の道/ある春の夜/疑念/二月/三月/四月/五月(1〜2)/
      七月/八月/庭で/おいで、さあ遊ぼう/秋(1〜3)/樅の林の向こうに/夜明け前(1〜4)/
      命名するに際し/妖精/復活祭/みやげ話をしたあとで/一八五〇年秋に/海辺の墓/あるエピローグ/
      一八五一年一月一日/死のしるしのもとに/クリスマス・イブ(見知らぬ街を)/別れ/我が息子たちに/
      十字架像/ゼーゲベルクにて/なぐさめ/覚えているかい/それは君だった/誕生日に/眠れずに/
      庭の精/イメンゼー/『緑のひと葉』/余儀なき前口上/従者ループレヒト/結婚前夜祭の花嫁に捧ぐ/
      花/僕の末っ子/ある小夜曲/貴族のご令嬢、ため息をついて/死にゆく人/ならず者/格言(1〜2)/
      シュレースヴィヒの墓/一八六四年/答え/ある種の人間がいる/お役人/
      〈僕らはまたラッパを吹き鳴らし〉/終わりの始まり/深い影(1〜5)/孤児/ゆきくれて/
      老齢の格言(1〜2)/おんなたち・三行詩/最愛のものを葬るのだ!/うしなわれ/夜のささやき/
      クラウス・グロートに/荒れ野をこえて/抒情詩の形式/入ってはいけない/アグネス・プレラーに/
      新・バイオリンの歌(1〜10)/メルヘン/ブーレマンの館で/樅の王さま(1〜2)/白雪姫・第一場/
      白雪姫・第二場
  第二部 若書きの詩
     神さまの子供たち/梟/澄んだ瞳の女の子/友たちへ/銀梅花/なでしこ/貴婦人へのお勤め/
      小夜曲/銀婚式によせて/物乞いの恋/四行詩(1〜3)/竪琴弾きの少女/
      クリスマス・イブ(明るく照らされた窓に近づいて)/幼い恋/夕ぐれどき(隣の部屋に僕と君は座っていた)/
      質問/算数の授業/最後の宿り/わかれ・歌をそえて(1〜2)/角灯とともに
  詩集 拾遺
     エマへ/ある美しい夏の夕べに/〈もうすぐ終わる。僕らの人生という夢が〉/人生/愛の痛み(1〜4)?/
      [コンスタンツェの誕生日に]/ねえ、しっかりしているかい君は/赤い薔薇/神秘

メールヒェン
  熊の子ハンス

随想集
  昔のフーズム市民対悪魔・刑吏たちの記録

初期散文
  セレステ 空想物語
  樽の中の小話

構想と断片
  ジルト島物語
  死刑執行の鐘

評論・序文から
  テーオドール・フォンターネ
  クラウス・グロート『クヴィックボルン』第二部
  演奏会批評二編
  公表されなかった序文(一八八一年)

自伝的散文など
  幼年時代の想い出
  ムミー家のこと
  フェルディナント・レーゼの思い出
  メーリケの思い出

日記より
  学生時代

     あとがき(田中宏幸)
     『詩集』(第一部・第二部、および拾遺作品)索引
     シュトルム名作集作品(T〜Y巻)総索引
     訳者紹介
        加藤丈雄/加沼毅一/小畠泰/高木文夫/田中宏幸/田中まり/永井千鶴子/野原章雄/深見茂
        松井勲/三浦淳


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