[目次]
はじめに 013
第1章 芸術家と芸術――概念小史 028
1 概念的基盤 030
2 芸術家という観念──古代の先例 036
ミメーシス──イリュージョンと現実 040
創造力をめぐるミューズ的思考 044
3 芸術制作──個人と集団 048
4 芸術と近代の芸術家概念 051
5 天才 058
6 芸術の表現理論 062
7 まとめ 066
第2章 美的快 069
1 美的なもの 070
2 趣味と美 074
3 美に関するバークの理論 077
4 カントの趣味判断論 080
5 誰の趣味なのか? 084
6 美的態度論 088
7 美的知覚へのフェミニストの批判 092
8 まとめ 101 第3章 アマチュアとプロフェッショナル 103
1 教育と訓練──誰が学ぶのか? 104
2 音楽 107
演奏 108
作曲 113
天才と主観性 116
3 文学 120
執筆と販売 125
再び主観性について 128
4 絵画 129
見ること 131
線遠近法 135
5 過去を再評価する 141
6 まとめ 143
第4章 深層におけるジェンダー――味覚と食べ物 145
1 五感 148
2 感覚的快と美的快 153
3 主観性と客観性 157
4 味覚の擁護 162
5 芸術と/のなかの/としての食べ物 166
料理は芸術の一形態なのか? 166
芸術のなかの食べ物 170
芸術の素材としての食べ物 171
6 まとめ 173
第5章 芸術とは何か 175
1 芸術の諸定義とその背景 183
2 芸術と反芸術 188
3 芸術制度論 191
4 鏡としての芸術――アーサー・ダントー 194
5 フェミニスト作品、そして芸術概念を変えること 197
媒体とメッセージ――繊維と食べ物 199
6 まとめ 211
第6章 不穏な快──崇高とおぞましさ 213
1 心身論再考 216
2 再び崇高について 219
3 リュス・イリガライ――性別のある主体性 231
4 美的反応としてのおぞましさ 238
5 おぞましさとアブジェクション――ジュリア・クリステヴァ 243
6 おぞましさ――背景と両義性 248
7 まとめ 251
訳者あとがき 255
掲載図版一覧 ii
事項索引 iii
人名索引 viii
註 xii
参考文献 xxxv |