著訳者紹介 |
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1975生まれ。神戸大学文化学研究科博士課程修了。専門は美学・芸術学。現在、近畿大学医学部非常勤講師。著書に『思索の道標をもとめて――芸術学・宗教学・哲学の現場から』(共著、萌書房、2007年)ほか。 主要論文に「完全性へと解消されないものとしての美――カント美学における合目的性概念の射程」『美学』(第57巻第4号2007年)、「趣味判断における構想力の自由と倫理――カントによる構想力の規定に依拠して」(神戸大学芸術学研究室『美学芸術学論集』、神戸大学芸術学研究室、第2号、2006年)、「趣味の背理――ハチスンとヒュームによる美的感情の位置づけ」(神戸大学芸術学研究室『美学芸術学論集』創刊号、2005年)ほか。(2009年12月現在) |
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[伊藤政志の書籍一覧] |
[著者]キャロリン・コースマイヤー 美学とは何か? 芸術とは何か? 「天才」がイメージさせるのはいかなる人物か? 「芸術」と「工芸」の境界とは? プラトンにまで遡る理論言説の小史をジェンダーという視点から振り返り、美をめぐるその思考のうちに暗黙裡に潜む、男性的/女性的という二項対立的な概念体系の伝統を批判的に解明。そして今、もはやそれら過去の規範では解釈しきれない現代アートについてどんな言葉で語りえるのか、フェミニスト・アートを具体例にみながら、美学の新たな可能性を探っていく。 [書評] 定価=本体 2,700円+税 |