著訳者紹介 |
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1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は美学・芸術学。神戸大学人文学研究科教授。著書に『オペラのイコノロジー3《魔笛》――〈夜の女王〉の謎』(ありな書房、2007年)、『芸術文化のエコロジー』(共著、勁草書房、1995年)、『ファンタジーの世界』(共著、九州大学出版会、2002年)、『交響するロマン主義』(共編著、晃洋書房、2006年)ほか。訳書にE. A. ボールズ『美学とジェンダー――女性の旅行記と美の言説』(ありな書房、2004年)、『美学のキーワード』(共訳、勁草書房、2001年)ほか。論文に「カントにおける自然美と芸術美――真なる美は美しいか」(『日本カント研究10』理想社、2009年)ほか。(2009年12月現在) |
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[長野順子の書籍一覧] |
[著者]キャロリン・コースマイヤー 美学とは何か? 芸術とは何か? 「天才」がイメージさせるのはいかなる人物か? 「芸術」と「工芸」の境界とは? プラトンにまで遡る理論言説の小史をジェンダーという視点から振り返り、美をめぐるその思考のうちに暗黙裡に潜む、男性的/女性的という二項対立的な概念体系の伝統を批判的に解明。そして今、もはやそれら過去の規範では解釈しきれない現代アートについてどんな言葉で語りえるのか、フェミニスト・アートを具体例にみながら、美学の新たな可能性を探っていく。 [書評] 定価=本体 2,700円+税 |