著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

石田美紀
いしだ・みのり

1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は映像文化論。現在、新潟大学人文学部准教授。著書に『密やかな教育――〈やおい・ボーイズラブ前史〉』(洛北出版、2008年)、『入門・現代ハリウッド映画講義』(共著、人文書院、2008年)、『宝塚という装置』(共著、青弓社、2009年)、『戦う女たち――日本映画の女性アクション』 (共著、作品社、2009年)ほか。 訳書にアレッサンドロ・ピッコローミニ著『女性の良き作法について』(共訳、ありな書房、2000年)ほか。 論文に「「中の人」になる――〈声もどき〉(ボーカロイド)が可能にしたもの」(『ユリイカ』2008年12月増刊号)、「「ヒューマニズム」と「センチメンタリズム」のすぐそばで『A.I.』と『アミスタッド』」(『ユリイカ』2008年7月号)などがある。 (2009年12月現在)

 

[石田美紀の書籍一覧]

美学
ジェンダーの視点から

[著者]キャロリン・コースマイヤー
[訳者]長野順子+石田美紀+伊藤政志

美学とは何か? 芸術とは何か? 「天才」がイメージさせるのはいかなる人物か? 「芸術」と「工芸」の境界とは? プラトンにまで遡る理論言説の小史をジェンダーという視点から振り返り、美をめぐるその思考のうちに暗黙裡に潜む、男性的/女性的という二項対立的な概念体系の伝統を批判的に解明。そして今、もはやそれら過去の規範では解釈しきれない現代アートについてどんな言葉で語りえるのか、フェミニスト・アートを具体例にみながら、美学の新たな可能性を探っていく。

[書評]
《Jan Jan》書評欄、2010年1月31日
《ふぇみん》書評欄、2010年4月5日号→記事を読む
《図書新聞》2010年4月17日号、評者:森谷宇一氏

定価=本体 2,700円+税
2009年12月20日/
四六判並製/320頁/ISBN978-4-88303-257-0


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