ヴィーナス・メタモルフォーシス
国立西洋美術館『ウルビーノのヴィーナス展』講演録 

[著者] 浦一章芳賀京子三浦篤渡辺晋輔

蠱惑的な視線を投げかけるティツィアーノ作《ウルビーノのヴィーナス》。彼女は神か女か?──見る者を挑発する謎めいた姿は、横たわる裸婦像の古典となった。燦然と輝くこの美女を結節点に、古代・ルネサンス・近代美術とイタリア文学の論者4人がヴィーナスの変容を多彩に語る。

[書評]
《毎日新聞》「今週の本棚」、2010年11月14日
『美術の窓』2010年12月号(生活の友社)

定価=本体 2,600円+税
2010年10月25日/四六判上製/237頁+巻末折込カラー図版/ISBN978-4-88303-277-8


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[目次]

  まえがき 5

ギリシア・ローマ美術の横たわる裸婦──娼婦と淑女と女神と母/芳賀京子 13

ルネサンス美術に表されたヴィーナス──《ウルビーノのヴィーナス》を中心として/渡辺晋輔 69

イタリア文学におけるヴィーナスとその周辺人物/浦一章 123

マネ《オランピア》──横たわる裸婦像の集約と解体/三浦篤 171

  ヴィーナス文献案内 223
  あとがき 230


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