著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

陳玉箴
ちん・ぎょくしん/Yujen Chen

国立台湾師範大学台湾語文学系教授。主な著書に『飲食文化』(華都文化事業有限公司、2015)、『大碗大匙呷鮑未?一定要知道的台湾菜故事!』(聯合文學出版社、2018)、『聴布拉格唱情歌』(葉子出版股?有限公司、2004)等、その他飲食文化研究に関する学術論文多数。訳書に『飲食、権力与国族認同:当代日本料理的形成』(Katarzyna Joanna Cwiertka, Modern Japanese Cuisine: Food, Power And National Identity, Reaktion Books, 2007)(韋伯文化國際出版有限公司、2009)『媒介概念十六講』(Roger Silverstone, Why study the Media? Sage Publications UK , 1999)(韋伯文化国際出版有限公司、2002)がある。「地球上の食物資源が永遠に豊かで、次世代が美味しい食を楽しむことができますように!」との願いを抱きつつ、日々研究に取り組んでいる。

 

[陳玉箴の書籍一覧]

「台湾」の文化史 (台湾学研究叢書)

国民料理の創造と変遷

[著]陳玉箴(Yujen Chen)
[訳]天神裕子
[解説]岩間一弘

「台湾料理」とはなにか? 本書は国宴、高級レストラン、夜市、庶民の食卓にのぼるさまざまな料理を紹介しつつ、「台湾菜(台湾の料理)」という概念が100年の間にいかに定義され、表現され、実践されてきたかを検証するものである。日本の台湾統治と第2次大戦後の権威主義的政権もまた、多くの新たな飲食の要素を台湾に持ちこみ、民主化後の、現在の「台湾」を形づくってきた。つまり「台湾料理」とは何かを問うことは、まさにこの100年余にわたって台湾社会がいかに大きな変化を経てきたかを理解することなのである。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,000円+税
2024年6月15日A5判並製/488頁/ISBN978-4-88303-591-5


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