著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

天神裕子
てんじん・ゆうこ

大妻女子大学等非常勤講師。主な論文に「絡まり合うディアスポラとジェンダー―女性作家林海音の場合」(『中国女性史研究会』第31号、2022)、「欧陽子『日本童年的回億』についての一考察 ―“ 回億 ” と “ 記憶 ” のあいだ」(『文学の力、語りの挑戦 中国近現代文学論集』宮尾正樹教授退休記念論集刊行会編、2021)、翻訳に林海音「英子の手紙」『黒い雪玉 日本との戦争を描く中国語圏作品集』(中国文庫、2022)などがある。

 

[天神裕子の書籍一覧]

「台湾」の文化史 (台湾学研究叢書)

国民料理の創造と変遷

[著]陳玉箴(Yujen Chen)
[訳]天神裕子
[解説]岩間一弘

「台湾料理」とはなにか? 本書は国宴、高級レストラン、夜市、庶民の食卓にのぼるさまざまな料理を紹介しつつ、「台湾菜(台湾の料理)」という概念が100年の間にいかに定義され、表現され、実践されてきたかを検証するものである。日本の台湾統治と第2次大戦後の権威主義的政権もまた、多くの新たな飲食の要素を台湾に持ちこみ、民主化後の、現在の「台湾」を形づくってきた。つまり「台湾料理」とは何かを問うことは、まさにこの100年余にわたって台湾社会がいかに大きな変化を経てきたかを理解することなのである。

[書評・紹介]
《朝日新聞》2024年7月27日、「好書好日」、評者:長沢美津子氏

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,000円+税
2024年6月15日A5判並製/488頁/ISBN978-4-88303-591-5


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