著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ヨスト・ヘルマント
Jost Hermand

1930年生まれ。ドイツ文学、歴史および美術史を学ぶ。1958年から米国ウィスコンシン大学のドイツ語教授。その他テキサス、ハーヴァード、ベルリン、ブレーメン、ギーセン、マールブルク大学客員教授を勤める。主要著作:Epochen deutscher Kultur, 5 Bde (mit Richard Hamann), 1959-1975; Synthetisches Interpretieren, 1968; Die Kultur der Weimarer Republik (mit Frank Trommler), 1978; Sieben Arten an Deutschland zu leiden, 1979; Konkretes Horen, 1981; Die Kultur der Bundesrepublik Deutschland, Bd. 1, 1985.

 

ヨスト・ヘルマントの書籍一覧]

作品とコンテクスト
メンツェル《サンスーシのフルート・コンサート》
美術に見る歴史問題

[著者]ヨスト・ヘルマント
[訳者]神林恒道三浦信一郎

時代の荒波に翻弄され続けた
近代ドイツの歴史のなかで、
この絵は、どのように受容されてきたか。
画家の追い求めた、
真のフリードリヒ大王像とは?

場面は、まばゆいシャンデリアが照らし出す、 サンスーシ宮殿での優雅なコンサートの情景。 伝説の啓蒙絶対君主フリードリヒ大王を取り囲んで、和やかな雰囲気に溢れるこの絵は、のちの時代に形成される国王のイメージにともなって、さまざまに解されることになる。 画家は100年前の王の姿に何を見たのか? 王を囲む聴衆はいったい誰なのか、奏でられているのはいかなる音楽か? 綿密な考証をもとに、ドイツで最も著名なこの絵の本来の意義を探る。

[書評]
《新潟日報》2014年7月13日、評者:山梨俊夫氏→記事を読む

定価=本体 2,200円+税
2014年5月10日四六判並製/120頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-352-2


HOME