著訳者紹介 |
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1943年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。帝塚山学院大学名誉教授。博士(文学)。専門は美学・音楽学。著書に、『西洋音楽思想の近代──西洋近代音楽思想の研究』(三元社、2005)、『音楽学を学ぶ人のために』(根岸一美と共編著、世界思想社、2004)などがある。(2014年5月現在) |
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[三浦信一郎の書籍一覧] |
時代の荒波に翻弄され続けた 場面は、まばゆいシャンデリアが照らし出す、 サンスーシ宮殿での優雅なコンサートの情景。 伝説の啓蒙絶対君主フリードリヒ大王を取り囲んで、和やかな雰囲気に溢れるこの絵は、のちの時代に形成される国王のイメージにともなって、さまざまに解されることになる。 画家は100年前の王の姿に何を見たのか? 王を囲む聴衆はいったい誰なのか、奏でられているのはいかなる音楽か? 綿密な考証をもとに、ドイツで最も著名なこの絵の本来の意義を探る。 [書評] 定価=本体 2,200円+税 |
[著者]三浦信一郎 芸術音楽史のドキュメントとしての西洋音楽思想。20世紀の芸術音楽およびそれを準備した18・19世紀の芸術音楽の動向を、いわゆる近代の「モダニズム」の意識のもとに展開した現象と見なし、この現象を改めて「芸術音楽における近代」として音楽思想史的に問い直す。 定価=本体 4,200円+税 |