著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

前沢浩子
まえざわ・ひろこ

津田塾大学卒、同大学大学院博士課程修了、獨協大学教授。著書に『生誕 450 年 シェイクスピアと名優たち』、共著に『シェイクスピアを読み直す』『エリザベス朝演劇の誕生』など。訳書に『シェイクスピアとコーヒータイム』など。 (2019年12月現在)

 

前沢浩子の書籍一覧]

オスカー・ワイルドとコーヒータイム

[著者]マーリン・ホランド
[まえがき]サイモン・キャロウ

[訳者]
前沢浩子

「悪魔の辞典」のごときしゃれた警句で世に知られるオスカー・ワイルド。かれはヴィクトリア朝ロンドンの伊達男そのものだった。ただしそれは愚かな名誉毀損訴訟を起こし、悲劇的な破滅に追い込まれるまでのこと。とはいえ「同性愛の罪」による投獄だけで、歴史に刻まれたわけではない。『ドリアン・グレイの肖像』『真面目が肝心』『サロメ』など珠玉の作品がワイルドの名を不朽のものとしている。
さあ、彼自身に語ってもらいましょう。
作者マーリン・ホランドは、ワイルドの血を引く唯一の孫であり、20年以上にわたり祖父の生涯と作品についての研究をおこなってきた。その“悪名馳せる”がゆえに祖父の名を奪われた実の孫が架空のインタビューをする、という“皮肉”な設定は、ワイルドの残酷な運命と没後の世界的な影響力を知るうえで、おあつらえむきとも言えるだろう。

定価=本体 1,500円+税
2019年12月5 日/四六判変型上製/144 頁/ISBN978-4-88303-499-4

シェイクスピアとコーヒータイム

[著者]スタンリー・ウェルズ
[まえがき]ジョゼフ・ファインズ
[訳者]
前沢浩子

『リア王』や『オセロー』など名だたる戯曲をあまた書き残した天才の実像はどんなだったのでしょうか? 田舎出の青年がどのように創作の技術を身につけ、どんな道のりをたどってロンドンの座付き作家になったのでしょう? 私生活ではどのような家族や仲間たちに囲まれて生きたのでしょう? そして興りつつあった当時の劇場文化とは?
さあ、彼自身に語ってもらいましょう

[書評・紹介]
《図書新聞》2016年2月6日号、評者:冬木ひろみ氏
《World 旅のひろば》「今月の旅を豊かにしてくれる3冊」2016年1月号

定価=本体 1,500円+税
2015年10月31日四六判変型上製/144頁/ISBN 987-4-88303-391-1


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