著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

三谷研爾
みたに・けんじ

1961年京都生まれ。 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。 大阪府立大学総合科学部をへて、現在、大阪大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。専門分野はドイツ・オーストリア文学、中欧文化論。著書に『中欧――その変奏』(共編著、鳥影社、1998年)、『視覚と近代』(共著、名古屋大学出版会、1999年)、『ドイツ文化史への招待――芸術と社会のあいだ』(編著、大阪大学出版会、2007年)など。訳書に アンダーソン『カフカの衣装』(共訳、高科書店、1997年)、『フロイト全集 第十八巻』(共訳、岩波書店、2007年)。 (2010年3月現在)

 

三谷研爾の書籍一覧]

世紀転換期のプラハ
モダン都市の空間と文学的表象

[著者]三谷研爾

カフカ的世界の土壌────
20世紀初頭、〈近代〉の波濤は中欧の古都プラハにも激しく打ち寄せた。カフカをはじめとする 〈プラハのドイツ語文学〉の作家たちもまた、生活世界のいちじるしい変貌と深刻な民族対立に巻き込まれていく。彼らの都市小説を社会文化史から読みとく、意欲的なモダニズム論。

定価=本体 3,200円+税
2010年2月25日/
A5判上製/334頁/ISBN978-4-88303-264-8

アヴァンギャルド宣言
中東欧のモダニズム

[編者]井口壽乃+圀府寺司

第一次大戦後〜1920年代、中東欧で燃え上がったアヴァンギャルド芸術運動におけるマニフェストを集成する初の試み。
第一次大戦後、芸術による社会変革をめざした中東欧の芸術家達は、民族・国境を越えたアヴァンギャルド芸術運動を繰り広げ、各理念を表明する雑誌を公刊した。長い間ベールに包まれてきたそれらマニフェストを集め、交流関係を繙くことにより、ここに初めてその全体像を浮き彫りにする。

[書評]
『美術手帖』2005年11月号(p.224)書評掲載

定価=本体 3,300円+税
2005年9月5日/A5判上製/304頁/ ISBN978-4-88303-161-0

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