著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

沈煕燦
シム・ヒチャン

1980年韓国出身。立命館大学大学院文学研究科で博士号を取得。共著に『戦後史再考』(西川長夫ほか編、平凡社、2014年)など。おもな論文に「回帰する〈新世界〉―植民地朝鮮の三・一運動と公共性の脈動」(『アリーナ』第19号、2016年)、『屠所の糞と「ポピュリズム」の行方―韓国小説『糞礼記』を読む』(『日本研究』第53集、2016年)、「明治期における近代歴史学の成立と「日鮮同祖論」―歴史家の左手を問う」(『立命館史学』第35号、2014年)などがある。

 

沈煕燦の書籍一覧]

植民地がつくった近代

植民地朝鮮と帝国日本のもつれを考える

[著]尹海東
[訳]沈煕燦+原佑介

怪物としての民族主義を越えて!
あらゆる近代は、すべからく植民地近代である。韓国歴史学における、親日か反日かの閉鎖回路からの脱出をはかり、植民地収奪論/近代化論の対立をのりこえ、東アジアにおけるトランスナショナル・ヒストリーの可能性をさぐる。――韓国の民族主義に批判の一石を投じ、「韓国歴史学界の異端児」と恐れられる尹海東の本邦初の単著。

定価=本体 3,600円+税
2017年4月25日四六判上製/360頁/ISBN978-4-88303-437-6

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