著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

尹海東
ユン・ヘドン

1959年韓国出身。ソウル大学大学院国史学科で博士号を取得。現在漢陽大学比較歴史文化研究所教授。韓国近代史、東アジア史研究。著書に『脱植民主義想像の歴史学へ』(プルン歴史、2014年)、『近代歴史学の黄昏』(チェクグァハムケ、2010年)、『植民地近代のパラドックス』(ヒューマニスト、2007年)、『支配と自治』(歴史批評社、2006年)、『植民地のグレーゾーン』(歴史批評社、2003年)など。共著に『植民地朝鮮と宗教』(三元社、2013年)、『植民地公共性』(チェクグァハムケ、2010年)、『歴史学の世紀』(ヒューマニスト、2009年)、『植民地近代の視座』(岩波書店、2004年)などがある。

 

尹海東の書籍一覧]

植民地がつくった近代

植民地朝鮮と帝国日本のもつれを考える

[著]尹海東
[訳]沈煕燦原佑介

怪物としての民族主義を越えて!
あらゆる近代は、すべからく植民地近代である。韓国歴史学における、親日か反日かの閉鎖回路からの脱出をはかり、植民地収奪論/近代化論の対立をのりこえ、東アジアにおけるトランスナショナル・ヒストリーの可能性をさぐる。――韓国の民族主義に批判の一石を投じ、「韓国歴史学界の異端児」と恐れられる尹海東の本邦初の単著。

定価=本体 3,600円+税
2017年4月25日四六判上製/360頁/ISBN978-4-88303-437-6

植民地朝鮮と宗教
帝国史・国家神道・固有信仰

[編著者]磯前順一+尹海東

天皇制国家のもと、植民地と宗主国を往還する宗教諸政策。西洋的な宗教概念が日本経由で移入され、人々の日常生活が分節化されていく。キリスト教と仏教、国家神道とシャーマニズム。ポストコロニアル研究を東アジアの近代経験から捉え直した、日韓の研究者による共同研究の成果。

[書評・紹介]
『寺門興隆』2013年3月号
《週刊読書人》2013年4月12日号、評者:洪宗郁氏
《図書新聞》2013年4月27日、評者:三原芳秋氏

定価=本体 3,800円+税
2013年1月20日
A5判上製/370頁/ISBN978-4-88303-329-4

HOME