著訳者紹介 |
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一九八〇年静岡県沼津市生まれの映画監督/インディペンデント・キュレーター。ニューヨーク大学大学院シュタイナート教育学部修士課程修了後、イーサン・コーヘン・ファインアートにてギャラリー・マネージャーを二年務め、アートキュレーターとして国民国家に焦点を当てた国際美術展をアメリカ、スイス、ドイツ、日本等で開催。東京都歴史文化財団東京文化発信プロジェクト室を経て文化庁新進芸術家海外研修員(2011-2013)。ベルリン技術経済大学造形文化学部で四年間教鞭を執る傍ら、『ユーラシアを探して ― ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイク』(三元社)にてベルリン芸術大学造形学部博士課程を修了。美術史博士。初監督映画『 Soul Odyssey ― ユーラシアを探して』(2016)でインドネシア世界人権映画祭優秀作品賞、ストーリー賞を受賞。主な美術展に「アトミックサンシャインの中へ ― 日本国平和憲法第九条下における戦後美術」(2008-2009)、「ナムジュン・パイク2020年 笑っているのは誰 ?+?=?? 」(2016-2017)、「はじまりの線刻画 ― アイルランド・スカンジナビアから奄美群島へ」(2018)等。テンプル大学講師。 (2021年11月現在) |
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[渡辺真也の書籍一覧] |
[著]渡辺真也 本書は、映画『崖の上のポニョ』に秘められた宮崎監督と夏目漱石、三島由紀夫、寺山修司、司馬遼太郎、手塚治虫、ワーグナー、ポー、ジョイス、日本神話、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ミレーなど、数々の人々や作品との影響関係を解読していきます。そして、「生まれてきてよかった」という映画のメッセージにもう一度耳をすませます。 定価=本体 3,800円+税 |
[著]渡辺真也 ボイスとパイク、ヨーロッパとアジアの二人の芸術家による 地球の陸地の40%を占める大陸、ユーラシア(Eurasia)。この一つの大地の西に位置するヨーロッパ(Euro)、東に位置するアジア(Asia)には共通する文化的ルーツがあることに目を向け、東西に分裂した世界の再構築を目指したのが、ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイクによるプロジェクト《ユーラシア》である。それぞれの生い立ちに深く結びつきながら、歴史や哲学に対する深い洞察をもって構想されたこの抽象的作品を正確に理解し、二人が人類に残したビジョンを明らかにする。 [書評・紹介] 定価=本体 5,200円+税 |