著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

布尾勝一郎
ぬのお・かついちろう

佐賀大学国際交流推進センター准教授。専門:日本語教育、日本語教育政策、社会言語学。主要業績:[著書]『迷走する外国人看護・介護人材の受け入れ』ひつじ書房、2016年。[論文]「外国人介護・看護労働者のキャリア形成」共著『日本語教育』175号、2020年、34-49。「EPA看護師・介護福祉士候補者への「配慮」の諸相 ― 日本語の作り直しを視野に」義永美央子、山下仁編『ことばの「やさしさ」とは何か ― 批判的社会言語学からのアプローチ』三元社、 2015年、45-71。 (2021年1月現在)

 

[布尾勝一郎の書籍一覧]

対抗する言語

日常生活に潜む言語の危うさを暴く

[編著者]柿原武史仲潔+布尾勝一郎+山下仁

本書に通底する基本的なテーマは、社会における言語問題および言語政策・言語教育政策である。言語をめぐる昨今の議論や動向をみてみると、世の中の危うさが浮き彫りとなる。「グローバル時代だから」「多文化共生のために」「バリアフリーをめざして」などの美辞麗句が並べられ、誰も反対できないようなスローガンが掲げられる――。そんなときにこそ、日常生活に根付く言語問題・言語(教育)政策の背後にある諸問題を明るみに出し、批判的な眼差しを持ち、思考停止に陥ることなく、本質を見失うことなく議論していかねばならない。

定価=本体 3,500円+税
2021年1月20日/A5判並製/392頁/ISBN978-4-88303-523-6

ことばの「やさしさ」とは何か

批判的社会言語学からのアプローチ

[編者]義永美央子山下仁

「やさしさ」の再考と解体――
本書は「やさしさ」を共通のキーワードにしながら、日本語教育、医療のことば、ろう教育、言語景観、震災と原発などのさまざまな事象にアプローチしている。言語や社会現象を研究の対象とするものが、それぞれの実践や思索、具体的な調査に基づいて、「やさしさ」という、古くて新しい価値を再評価し、対話の可能性を提供する。

定価=本体 2,800円+税
2015年3月25日A5判並製/288頁/ISBN978-4-88303-383-6




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