著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

猿橋順子
さるはし・じゅんこ

青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科教授。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際コミュニケーション専攻博士後期課程修了。博士(国際コミュニケーション)。専門は社会言語学、言語政策研究。インタビュー法やエスノグラフィーの手法を用い、移民の言語とアイデンティティ、文化継承とエンパワメント、ボトムアップ型の言語政策、受入れ社会の言語意識の変容や言語対応について研究を行っている。近著に “Language education policy in Japan” In Andy Kirkpatrick and Anthony J. Liddicoat (Eds.). The Routledge International Handbook of Language Education Policy in Asia (本名信行との共著、Routledge, 2019)、『国フェスの社会言語学――多言語公共空間の談話と相互作用』(三元社、2021)がある。 (2024年8月25日現在)

 

[猿橋順子の書籍一覧]

 

[単著]

社会言語学の副読本

異なる言語話者達でつくるコミュニティ

[著]猿橋順子

「世界の言語」の大海原へ――
グローバル化は、「多言語社会」を誰にとっても日常のものにした。本書は、身のまわりに見出される「世界の言語」を深掘りしてみることで、ことばが異なる人、一人ひとりが、互いの違いを尊重し、安全で活力のあるコミュニティを共に築いていくための、あり方を探究する。
行政や企業の多言語対応から、街歩きでの多言語探しの愉しみまで、グローバル・コミュニケーションの羅針盤となるエッセイ集。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 2,300円+税
2024年8月25日A5判並製/248頁/ISBN978-4-88303-594-6

国フェスの社会言語学

多言語公共空間の談話と相互作用

[著]猿橋順子

国名をテーマにしたフェスティバル「国フェス」。
国際交流・理解を謳い、期間限定でそこに持ち込まれる多種多様なモノ・コト・価値の数々。それらの談話――言語・非言語を含む、有意味な記号活動のすべて――を、マルチモーダル談話分析、言語景観研究、地理記号論の三つの視点を基盤に複数の手法で精査し、複雑に展開される相互作用を紐解いていく。
国フェス研究が、在日外国人コミュニティとホスト社会を架橋する可能性に向けて―――。

[書評・紹介]
《図書新聞》2021年11月13日号、評者:磯野英治さん(名古屋商科大学准教授)
『青山国際政経論集』108号(2022年5月、青山学院大学国際政治経済学会)、評者:末田清子さん(青山学院大学教授)→記事を読む

定価=本体 2,300円+税
2021年7月20日/A5判・並製/236頁/ISBN978-4-88303-534-2

 

[雑誌『ことばと社会』]

ことばと社会 26号
特集:言語マイノリティ:人権の拡張か、文化遺産の保護か

[編]『ことばと社会』編集委員会

「言語的多様性の尊重」という理念は、今日、国際世論として定着しつつある。その議論や具体的な法制化が多方面にわたって展開される過程を、「話者の権利」と「言語の文化遺産化」という二つの潮流を座標軸として捉えることで、国内外の多様な「言語マイノリティ」、そして「マイノリティ化された言語」の現在を俯瞰する。

定価=本体 2,600円+税
2024年10月25日A5判並製/360頁/ISBN978-4-88303-599-1

ことばと社会 18号
特集:アイデンティティ研究の新展開

[編]『ことばと社会』編集委員会

 

定価=本体 2,300円+税
2016年10月15日
A5判並製/172頁/ISBN978-4-88303-412-3


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