著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

伊奈新祐
いな・しんすけ

1953年愛知県生まれ。映像作家。主に実験映像(実験映画、ヴィデオアート)とメディアアートを研究。九州芸術工科大学(現・九州大学)大学院博士後期課程単位取得退学。九州芸術工科大学画像設計学科助手を経て、現在、京都精華大学大学院教授。著作に『メディアアートの世界――実験映像 1960-2007』(編著、国書刊行会、2008年)、訳書にクリス・メイ=アンドリュース『ヴィデオ・アートの歴史――その形式と機能の変遷』(三元社、2013年)、マイケル・ベタンコート『モーション・グラフィックスの歴史――アヴァンギャルドからアメリカの産業へ』(監訳、三元社、2019年)などがある。 (2023年2月現在)

 

[伊奈新祐の書籍一覧]

メディアアートとしての映像

映像アートとは何か?

[著者]伊奈新祐

映画、テレビ、ヴィデオ、コンピュータ、インターネット……、術の革新はつねにアーティストたちを刺激してきた。アヴァンギャルドの時代からネット時代のYouTubeまで、映像作家であり教育者でもある著者が自身にインパクトを与えた実験映像作品を振り返り、未来の映像アートを考えるための視点とヒントを提示する。

定価=本体 2,000円+税
2023年2月28日A5判並製/160頁/ISBN978-4-88303-562-5

モーション・グラフィックスの歴史

アヴァンギャルドからアメリカの産業へ

[著者]マイケル・ベタンコート
[監訳者]伊奈新祐
[訳者]水野勝仁西口直樹

“カラー・ミュージック”や“ヴィジュアル・ミュージック”にその起源をもつ「モーション・グラフィックス」は、20世紀初めの前衛映画や実験映画において誕生し、映画産業やテレビ業界が商業的に応用する中で発展した。映画、デザイン、CM、アニメーション、ヴィデオ・アート、ゲームなど、各ジャンルのパイオニアの貢献を追い、従来の映画史・美術史・デザイン史からこぼれ落ちたその理論と歴史を概観する。

定価=本体 4,000円+税
2019年3月15日/A5判並製/426頁/ISBN978-4-88303-481-9

ヴィデオ・アートの歴史

その形式と機能の変遷

[著者]クリス・メイ=アンドリュース
[訳者]伊奈新祐

“ヴィデオ・アート”の歴史認識なくして、“メディア・アート”の50年は語れない――。
ナムジュン・パイクによるTVインスタレーションの発表が1963年。その後の急速なテクノロジーの進展と結びつき、ヴィデオ・アートは現代美術の重要な表現形式となった。黎明期におけるテレビとの関係性、実験音楽、彫刻、身体表現といった他のジャンルとのかかわりを手掛かりに先駆的なアーティストたちの作品を解析することによって、その発展と議論の過程を検証。 誕生から半世紀、いまだ深化する電子映像の起源を辿る。

[書評・紹介]
「メディア芸術カレントコンテンツ」2014年1月9日、評者:高橋裕行氏

定価=本体 3,800円+税
2013年12月20日A5判並製/カラー口絵8頁 + 404頁/ISBN978-4-88303-351-5

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