著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

水野千依

みずの・ちより

京都大学大学院文学研究科美学美術史学博士後期課程修了、博士(人間・環境学)。京都造形芸術大学芸術学科教授を経て、現在青山学院大学文学部教授。専門は中世〜ルネサンスのイタリア美術史。著書に『キリストの顔―イメージ人類学序説』(筑摩書房、二〇一四年)、『イメージの地層―ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言』(名古屋大学出版会、二〇一一年)、訳書に、カルロ・セヴェーリ『キマイラの原理―記憶の人類学』(白水社、二〇一七年)など。(2022年3月現在)

 

[水野千依の書籍一覧]

聖性の物質性

人類学と美術史の交わるところ

[編]木俣元一佐々木重洋・水野千依

物質世界を生きる人間は、異界にある人ならざるものとどう相対してきたのか──
日常世界とは異なる時空に神や霊的存在などがいる/あるとする考え方は人類におおむね共通する。通常の五感では関知しえないそれらの存在との相互交渉における物質性の諸相について、文化人類学と美術史が共同し、民族誌的報告や事例研究をもとに比較検討する。

[書評・紹介]
『月刊美術』2022年6月号、「新刊紹介」
「TOKYO ART BEAT」、今月の読みたい本!(4月)

定価=本体 7,000円+税
2022年3月31日/A5判上製/680頁/ISBN 978-4-88303-548-9

〈祈ること〉と〈見ること〉

キリスト教の聖像をめぐる文化人類学と美術史の対話

[著者]川田牧人・水野千依・喜多崎親
[編者]喜多崎親

聖像は拝むもの? 鑑賞するもの?
教会に祀られる神聖な存在であり、美術館に展示されるモノでもある「聖像」。人はそれをどう扱ってきたのでしょうか。子供が聖像のコスプレをするフィリピンの祭り、絵画面が消失しても奇跡の力を失わないイタリアの聖母子像など多彩な例を引きつつ、文化人類学と美術史学の気鋭の研究者が聖像を語り合います。
〈成城学園創立 100 周年、成城大学文芸学部創設 60 周年記念シンポジウム報告書〉

[書評・紹介]
『月刊美術』2018年12月号「ART BOOKS 新刊案内」

定価=本体 1,400円+税
2018年9月30日四六判並製/144頁/ISBN978-4-88303-466-6


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