著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ルート・ヴォダック
Ruth Wodak

英国ランカスター大学の談話研究のディスティングイッシュトプロフェッサー(Distinguished Professor 訳注:在職教授の中から選ばれる功績の卓越した抜群教授の意。日本の抜群教授、卓越研究者の概念に近い)である。研究の関心は、談話研究、アイデンティティの政治学、言語と政治、政治における言語、偏見と差別である。雑誌 Discourse & Society Critical Discourse Studies および Language and Politics の共同編集者である。近著に、The Politics of Fear: What Right-Wing Populist Discourses Mean (SAGE, 2015)、Analysing Fascist Discourse: European Fascism in Talk and Text (John Richardson と共著 ; Routledge, 2013)、Right Wing Populism in Europe: Politics and Discourse (Majid KhosraviNik. Brigitte Mral と共著 ; Bloomsbury Academic, 2013) および The Discourse of Politics in Action: Politics as Usual (Palgrave, 2011) がある。
Email: r.wodak@lancaster.ac.uk

 

ルート・ヴォダックの書籍一覧]

批判的談話研究とは何か

[編]ルート・ヴォダック+ミヒャエル・マイヤー
[訳]野呂香代子神田靖子
著訳者一覧PDF

日常に溢れるメディアなどの談話的実践が、いかにして社会階級間、男女間、民族的・文化的な多数派・少数派の不均衡な権力関係等を生産し、再生産しているのか。批判的談話研究は、構成的、問題指向的、学際的なアプローチによって、そうした社会的現状を明らかにし、変革するための示唆を与えてくれる。(本書は、その理論的背景を解説し、「社会的実践」としての談話を批判的に研究するための入門書である本書は小社刊『批判的談話分析入門』の原書第 3 版となる。タイトルも変更され、内容も大幅な改訂、また時代状況に応じた追加がなされている。)

[書評・紹介]
《図書新聞》2018年11月17日、評者:名嶋義直氏

定価=本体 3,800円+税
2018年4月10日A5判並製/416頁/ISBN978-4-88303-453-6

批判的談話分析入門
クリティカル・ディスコース・アナリシスの方法

[編著者]ルート・ヴォダック+ミヒャエル・マイヤー
[監訳者]野呂香代子

メディアなどで「当たり前」のように語られていること(談話)を、批判的に分析し、それらの談話が持つ権力性、イデオロギー性を明らかにし、社会的差別、抑圧、不平等などと実践的に闘うための入門書。

定価=本体 3,000円+税
2010年11月15日
A5判上製/271頁/ISBN978-4-88303-276-1


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