著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

野呂香代子
のろ・かよこ

ベルリン自由大学言語センター(日本語講座)教員。専門は社会言語学、日本語教育。主要論文に「日常会話と常識」(『日本学報』11号、1992年)、「人物の類型化と感情」(『阪大日本語研究』 6号、1994年)。訳書にTynan, Simone著、豊田長康医学監修『あなたのからだ、あなたの赤ちゃん──アクティブ・バースのすすめ』(メディカ出版、1995年)、平塚らいてう自伝『元始、女性は太陽であった』(大月書店)の独訳:「Hiratsuka Raicho Autobiographie:『Im Anfang war die Frau die Sonne』」第1部〜9部『追手門経営論集』、1995〜2000年(共訳)。編著に『「正しさ」への問い』(共編:山下仁、三元社)など。(2010年11月現在)

 

[野呂香代子の書籍一覧]

批判的談話研究とは何か

[編]ルート・ヴォダックミヒャエル・マイヤー
[訳]野呂香代子神田靖子
著訳者一覧PDF

日常に溢れるメディアなどの談話的実践が、いかにして社会階級間、男女間、民族的・文化的な多数派・少数派の不均衡な権力関係等を生産し、再生産しているのか。批判的談話研究は、構成的、問題指向的、学際的なアプローチによって、そうした社会的現状を明らかにし、変革するための示唆を与えてくれる。(本書は、その理論的背景を解説し、「社会的実践」としての談話を批判的に研究するための入門書である本書は小社刊『批判的談話分析入門』の原書第 3 版となる。タイトルも変更され、内容も大幅な改訂、また時代状況に応じた追加がなされている。)

[書評・紹介]
《図書新聞》2018年11月17日、評者:名嶋義直氏

定価=本体 3,800円+税
2018年4月10日A5判並製/416頁/ISBN978-4-88303-453-6



[新装版]「共生」の内実
批判的社会言語学からの問いかけ

[編著]植田晃次山下仁

多文化「共生」が唱えられてすでに久しい。しかし「共生」の名のもとに、なにが行われているのか。マジョリティのいう「共生」はマイノリティにどう受けとめられているのか? ことばの問題を通して、「共生」の内実を問い、図式化され、消費される「共生」を救い出す試み。

定価=本体 2,500円+税
2011年1月25日
A5判並製/256頁/ISBN978-4-88303-288-4



批判的談話分析入門
クリティカル・ディスコース・アナリシスの方法

[編著者]ルート・ヴォダックミヒャエル・マイヤー
[監訳者]野呂香代子

メディアなどで「当たり前」のように語られていること(談話)を、批判的に分析し、それらの談話が持つ権力性、イデオロギー性を明らかにし、社会的差別、抑圧、不平等などと実践的に闘うための入門書。

定価=本体 3,000円+税
2010年11月15日
A5判上製/271頁/ISBN978-4-88303-276-1

[新装版]正しさへの問い
批判的社会言語学の試み

[著者]野呂香代子+山下仁

「ことば」をとりまく、無批判に受容されている価値観や、いわゆる権威に保証された規準・規範を今一度疑ってみること。そこから見えてくるものは、何か!そもそも「正しさ」とは、政治的・経済的・文化的な利害関係が交錯する社会のなかでつくられたものにすぎない。「正しい」日本語、「正しい」敬語、「正しい」ことばづかい、といった、その「正しさ」のからくりに迫る試み。

定価=本体 2,800円+税
2009年6月30日/
A5判並製/260頁/ISBN978-4-88303-247-1

 

ことばと社会 14号
特集:リテラシー再考

[編]『ことばと社会』編集委員会

 

定価=本体 2,500円+税
2012年10月25日
A5判並製/352頁/ISBN978-4-88303-323-2

HOME