著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

義永美央子
よしなが・みおこ

大阪大学国際教育交流センター教員(大阪大学大学院言語文化研究科兼任)。専門は日本語教育学、応用言語学。著書:『日本語教育学の歩き方』大阪大学出版会、2014年(本田弘之/岩田一成/渡部倫子との共著)。主要論文:「ネイティブスピーカー再考」野呂香代子/山下仁編著『「正しさ」への問い――批判的社会言語学の試み』三元社、2001年。「伝達能力を考える」西口光一編著『文化と歴史の中の学習と学習者』凡人社、2005年。「第二言語習得研究における社会的視点――認知的視点との比較と今後の展望」『社会言語科学』第12巻第1号、2009年。「学習者の特性に配慮した基礎日本語教育のデザイン」『留学生大量受け入れ時代に向けた大学における新たな日本語スタンダードの構築』平成21-24年度科学研究費補助金(基盤研究B、課題番号21320093、研究代表者西口光一)研究成果報告書、2013年。「日本人中学生の異文化受容態度とその関連要因――米国・中国との比較から」『異文化間教育』40、2014年(潘英峰との共著)。翻訳:ロン・スコロン「行為とテクスト――社会的(相互)行為におけるテクストの位置と媒介された談話の分析と社会的行為の問題を統合的に考える」ルート・ヴォダック/ミヒャエル・マイヤー編著『批判的談話分析入門――クリティカル・ディスコース・アナリシスの方法』三元社、2010年。(2015年3月現在)

 

[義永美央子の書籍一覧]
[共著・共訳]

ことばの「やさしさ」とは何か

批判的社会言語学からのアプローチ

[編者]義永美央子+山下仁

「やさしさ」の再考と解体――
本書は「やさしさ」を共通のキーワードにしながら、日本語教育、医療のことば、ろう教育、言語景観、震災と原発などのさまざまな事象にアプローチしている。言語や社会現象を研究の対象とするものが、それぞれの実践や思索、具体的な調査に基づいて、「やさしさ」という、古くて新しい価値を再評価し、対話の可能性を提供する。

定価=本体 2,800円+税
2015年3月25日A5判並製/288頁/ISBN978-4-88303-383-6

批判的談話分析入門
クリティカル・ディスコース・アナリシスの方法

[編著者]ルート・ヴォダックミヒャエル・マイヤー
[監訳者]野呂香代子

メディアなどで「当たり前」のように語られていること(談話)を、批判的に分析し、それらの談話が持つ権力性、イデオロギー性を明らかにし、社会的差別、抑圧、不平等などと実践的に闘うための入門書。

定価=本体 3,000円+税
2010年11月15日
A5判上製/271頁/ISBN978-4-88303-276-1

[新装版]正しさへの問い
批判的社会言語学の試み

[著者]野呂香代子山下仁

「ことば」をとりまく、無批判に受容されている価値観や、いわゆる権威に保証された規準・規範を今一度疑ってみること。そこから見えてくるものは、何か!そもそも「正しさ」とは、政治的・経済的・文化的な利害関係が交錯する社会のなかでつくられたものにすぎない。「正しい」日本語、「正しい」敬語、「正しい」ことばづかい、といった、その「正しさ」のからくりに迫る試み。

定価=本体 2,800円+税
2009年6月30日/
A5判並製/260頁/ISBN978-4-88303-247-1


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