著訳者紹介 |
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1954年12月、台湾台北市生まれ。1990年、早稲田大学第一文学部(社会学専攻)卒業。1993年、早稲田大学修士課程(日本語日本文化専攻)修了。1997年、東京大学総合文化研究科博士課程(地域文化専攻)修了。 2000年、『「同化」の同床異夢 ― 日本統治下台湾の国語教育史再考』(三元社)により東京大学学術博士号を取得。帰国後、台湾国立成功大学台湾文学系副教授を経て、現在、台湾中央研究院台湾史研究所研究員。その他の主な日本語著作、論文:『日本統治と植民地漢文―台湾における漢文の境界と想像』(2012年、三元社)、「演歌の在地化―重層的な植民地文化から自助再生の道」、西川潤、蕭新煌編『東アジア新時代の日本と台湾』、2000年2月、明石書店。「同文の植民地支配が生んだ文体の想像―帝国漢文・植民地漢文・中国白話文」、王徳威、廖炳惠編『帝国主義と文学』、2000年7月、研文出版。「歴史の化身としての流行歌―台湾における歴史、歌曲、文学」、愛知大学現代中国学会編『中国21』、2012年7月、東方書店。「植民地体制下の台湾の歌謡―民謡に見る『場所』」と『空間』」所澤潤、林初梅編、『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』2016年、三元社。(2021年9月現在) |
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[陳培豊の書籍一覧] |
[著]陳培豊 「歌唱台湾」=「台湾を歌う」。本書は台湾語流行歌から台湾を描き出そうするものである。台湾語流行歌の日本化、演歌化は戦後、国民党政府支配になってからである。台湾人が日本的な要素を自らの歌唱文化に取り込んだのは、いかなる要因に由来するのだろうか。台湾社会が工業化へ向かう中、何が起こったのか。農村人口が大量に移動し始める戦後の社会的な変遷の中で、台湾語流行歌はいかなる需要を基盤に、どのようにして日本演歌と共に自分が歌う「伝統」を作り出したのか。 定価=本体 3,500円+税 |
[著者]陳培豊 台湾における「漢文」とはいかなるものなのか。日本語、中国白話文、正則漢文などさまざまな要素が混じり合った植民地漢文の実態と変遷を明らかにするとともに、東アジアにおける漢字漢文の文化的意義、そして近代における台湾人の精神文化史を再現する。 [書評] 定価=本体 3,400円+税 |
[著者] 陳培豊 「同化」政策の柱とされた国語(日本語)教育を、台湾人はどのように受けとめていたのか。 定価=本体 5,000円+税 |
[編]『ことばと社会』編集委員会
定価=本体 2,500円+税 |
[編]『ことばと社会』編集委員会
定価=本体 2,200円+税 |
[編]『ことばと社会』編集委員会
定価=本体 2,500円+税 |