著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

林初梅
Chu-Mei Lin/りん・しょばい

大阪大学大学院言語文化研究科教授。専門は言語社会学、近現代台湾研究。主要業績に『小川尚義論文集[復刻版]―日本統治時代における台湾諸言語研究』(東京:三元社、二〇一二年)、「湾生日本人同窓会とその台湾母校―日本人引揚者の故郷の念と台湾人の郷土意識が織りなす学校記憶」所澤潤・林初梅編『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』(東京:三元社、二〇一六年)、『民主化に挑んだ台湾―台湾性・日本性・中国性の競合と共生』(共編著、名古屋:風媒社、二〇二一年)など。(2021年12月現在)

 

林初梅の書籍一覧]

二つの時代を生きた台湾

言語・文化の相克と日本の残照

[編著]林初梅+所澤潤石井清輝

台湾人にとっての「日本」とは
日本とは異なる「戦後」を歩んだ台湾。日本時代に生まれ育った台湾人は、日本人が去ったあと、どのような社会を、どのように生きたのか? 二つの時代を生きた台湾人の経験に迫る。

定価=本体 3,800円+税
2021年12月25日A5判上製/312頁/ISBN978-4-88303-541-0

日本語と華語の対訳で読む 台湾原住民の神話と伝説
上巻:アミ族、プユマ族、タオ族、パイワン族、ルカイ族
下巻: ブヌン族、サオ族、ツォウ族、サイシャット族、タイヤル族

[原書企画]孫大川 Pa'labang
[編]林初梅
[監訳]古川裕・林初梅

台湾で教育用教材として編纂された、台湾原住民の各民族の創世神話や伝説を、日本語と台湾華語の対訳とし、読み物としても、語学教材としても、台湾華語学習者、日本語学習者のどちらもが使用できるように編集。

 

上巻:定価=本体 2,200円+税
2019年11月30日A5判並製/208頁/ISBN978-4-88303-501-4
下巻:定価=本体 2,200円+税
2019年11月30日A5判並製/208頁/ISBN978-4-88303-502-1


イメージを拡大


イメージを拡大

台湾のなかの日本記憶

戦後の「再会」による新たなイメージの構築

[編者]所澤潤+林初梅

終戦以前の台湾における「日本」は、いかにして台湾人の記憶となったのだろうか。記憶は、戦後日本との「再会」によって構築され興味深い展開となったが、その全貌は明かされていない。本書では文学、歌謡、映画、看護婦、家屋、学校に現れたさまざまな「日本」から、そのあり方、変容を探る。

[書評・紹介]
《図書新聞》「2016年上半期読書アンケート」2016年7月23日、選者:安田敏朗氏

定価=本体 3,500円+税
2016年3月25日
A5判上製/308頁/ISBN978-4-88303-400-0

小川尚義論文集 〔復刻版〕

日本統治時代における台湾諸言語研究

[編者]林初梅

19世紀末、日本統治時代に台湾にわたった言語学者・小川尚義の台湾諸言語研究は、今なお、その輝きを失うことなく、大きな影響を与え続けている。本書は、各種雑誌に発表された短編論文を網羅し、小川の生涯を費やした比類なき丹念な研究活動の全貌を蘇らせる。

定価=本体 11,429円+税
2012年11月8日
A5判上製/652頁/ISBN978-4-88303-321-8

HOME