著訳者紹介 |
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大阪大学大学院人文学研究科教授。専門は言語社会学、歴史社会学、近現代台湾研究。主要業績に『「郷土」としての台湾―郷土教育の展開にみるアイデンティティの変容』(東京:東信堂、二〇〇九年)、『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』(共編著、東京:三元社、二〇一六年)、『民主化に挑んだ台湾―台湾性・日本性・中国性の競合と共生』(共編著、名古屋‥風媒社、二〇二一年)、『二つの時代を生きた台湾―言語・文化の相克と日本の残照』(共編著、東京:三元社、二〇二一年)、『台湾華語』(共編著、大阪:大阪大学出版会、二〇二二年)など。(2025年4月現在) |
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[林初梅の書籍一覧] |
台湾から30万以上の日本人が引揚げた。それから80年近く経った今でも、当時を記憶し、「故郷」台湾を想う引揚者がいる。台湾引揚とは何か? 台湾側の視点、沖縄出身者の境遇も踏まえ、その経験に迫る。 定価=本体 3,800円+税 |
台湾人にとっての「日本」とは 定価=本体 3,800円+税 |
[原書企画]孫大川 Pa'labang 台湾で教育用教材として編纂された、台湾原住民の各民族の創世神話や伝説を、日本語と台湾華語の対訳とし、読み物としても、語学教材としても、台湾華語学習者、日本語学習者のどちらもが使用できるように編集。
上巻:定価=本体 2,200円+税 |
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[編者]所澤潤+林初梅 終戦以前の台湾における「日本」は、いかにして台湾人の記憶となったのだろうか。記憶は、戦後日本との「再会」によって構築され興味深い展開となったが、その全貌は明かされていない。本書では文学、歌謡、映画、看護婦、家屋、学校に現れたさまざまな「日本」から、そのあり方、変容を探る。 [書評・紹介] 定価=本体 3,500円+税 |
[編者]林初梅 19世紀末、日本統治時代に台湾にわたった言語学者・小川尚義の台湾諸言語研究は、今なお、その輝きを失うことなく、大きな影響を与え続けている。本書は、各種雑誌に発表された短編論文を網羅し、小川の生涯を費やした比類なき丹念な研究活動の全貌を蘇らせる。 定価=本体 11,429円+税 |