著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

李衣雲
Lee Iyun

東京大学大学院社会情報研究所博士課程修了。同校人文社会系研究科博士号取得。現在、台湾・国立政治大学台湾史研究所・准教授。主な著作に、『読漫画』(台北市:群学出版社、2012)、『變形、象徴與符號化的系譜 : 漫畫的文化研究』(新北市:稻 ? 出版社、2012)。「日本統治期視覚式消費と展示概念の出現」(共著、『近代台湾の経済社会の変遷―日本とのかかわりをめぐって』に掲載、東京:東方書店、2013)、「戦時から戦時まで―国家統制と台湾の「百貨店」、1937-1960」(共著、『新領域・次世代の日本研究[京都シンポジウム2014]』、京都: 国際日本文化研究センター、2016)、「在病態與反抗的夾縫之外―論 Boys ' Love 論」(共著、『圖像敘事研究文集』、台北市:書林出版、2016)などがある。

 

粂和沙の書籍一覧]

台湾における「日本」イメージの変化、 1945-2003

「哈日(ハーリ)現象」の展開について

[著者]李衣雲

台湾では、なぜ旧植民地支配者である日本の大衆文化が好感を持たれ、爆発的ブーム(「哈日現象」)を引き起こすことになったのか。台湾−日本−中国間の関係における「日本」イメージ、「中国」イメージの変化を、「脱日本化」と「中国化」、台湾人の集合的記憶やハビトゥスなど、歴史的文脈の複雑なもつれを解きほぐし、その実態を明らかにする。

[書評・紹介]
『アジア研究』(アジア政経学会)第65巻第2号(2019年4月)、評者:菅野淳志氏

定価=本体 6,200円+税
2017年10月15日/A5判上製/450頁/ISBN978-4-88303- 445-1


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