著訳者紹介


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永井隆則
ながい・たかのり

1956年生。京都工芸繊維大学准教授。修士(京都大学大学院文学研究科、1980)。 Diplome d'etudes approfondies (歴史と文明[美術史]、フランス共和国、プロヴァンス大学、1984)/博士(文学)(京都大学、2006)。ポール・セザンヌ協会会員。著書に『越境する造形――近代の美術とデザインの十字路』(編著)、晃洋書房、2003年/『モダン・アート論再考――制作の論理から』(単著)、思文閣出版、2004年/『セザンヌ受容の研究』(単著)、中央公論美術出版、2007年/『フランス近代美術史の現在――ニュー・アート・ヒストリー以後の視座から』(編著)、三元社、2007年/『デザインの力』(編著)、晃洋書房、2010年/『もっと知りたいセザンヌ』(単著)、東京美術、2012年/『方法と探求――フランス近現代美術史を解剖する』(編著)、晃洋書房、2014年/『〈場所〉で読み解くフランス近代美術』(編著)、三元社、2016年/『セザンヌ−近代絵画の父、とは何か?』(編著)三元社、2019年/『ピカソと人類の美術』(大保二郎との共編)、三元社、2020年、他。(2022年3月現在)

 

永井隆則の書籍一覧]

絵画における真実

近代化社会に対するセザンヌの実践の意味

[著]永井隆則

「セザンヌには美という観念はなかった。あるのは真実という観念だけだった。」(エミール・ベルナール、1907年10月1日)
何故、何のためにセザンヌは描き続けたのか? 日本を代表するセザンヌ研究者が、画家の存在に関わる究極の問いに答える!

[書評・紹介]
『美術フォーラム21』2022年12月、評者:浅野晴男氏(美術史家)
東京藝術大学お嬢様部 2022年12月28日ツイート
「図書新聞」2022年6月11日、評者:ドニ・クターニュ氏(ポール・セザンヌ協会会長)
『美学』263号(2023年冬)、評者:大木麻利子氏

定価=本体 20,000円+税
2022年3月31日/A5判上製・化粧箱入り/848頁+カラー口絵32頁/ISBN978-4-88303-545-8

ピカソと人類の美術

[編]大保二郎+永井隆則

21世紀を迎えても生き続ける巨匠、ピカソ芸術の本質とは何か?
あらゆる時代、あらゆるジャンルの芸術に挑戦し、革新し、変貌を続けたピカソ。
その創造力、生命力、冒険を国内外の精鋭が語り尽くす。

[書評・紹介]
《図書新聞》2020年7月11日号、評者:宮田徹也氏
『月刊アートコレクション』2020年7月号
『月刊美術』2020年8月号
『美術の窓』2020年8月号
『週刊読書人』(2020年12月18日)2020年回顧特集、評者:河本真理氏
『美術フォーラム21』42号(2020年)、評者:大島徹也氏

定価=本体 5,300円+税
2020年3月31日/A5判上製/512頁/ISBN978-4-88303-508-3

セザンヌ―近代絵画の父、とは何か?

[編者]永井隆則
[著者]イザベル・カーン浅野春男大木麻利子工藤弘二

近代絵画の始祖として、世界的に認識されているセザンヌ。この概念は誰が作り、どのように継承されてきたのか? フランス語圏、英語圏、ドイツ語圏、日本におけるこの〈近代絵画の父―セザンヌ〉像の形成過程に5人のセザンヌ研究者が迫る。つづく第二部では、セザンヌに関する基礎概念と諸情報を多面的に編纂。生誕180年を記念する本書はセザンヌ芸術の理解に必携の「セザンヌ大全」である。

[書評・紹介]
《週刊読書人》2019年12月13日、評者:荻野哉氏
《図書新聞》2019年10月12日、評者:吉田典子氏
《美術の窓》2019年12月号
「美術手帖」2020年2月号

定価=本体 4,200円+税
2019年7月10日/A5判並製/376頁/ISBN978-4-88303-490-1

〈場所〉で読み解くフランス近代美術

[編]永井隆則

作品は抽象的な内省の産物ではない。
画家たちは現実の土地や建物に
感覚を刺激されながら思考し表現してきた。
創造のエンジン、〈場所〉を問いなおす。
<現地取材写真と図版を満載/オールカラー>

[書評・紹介]
『図書新聞』「2016 年下半期読書アンケート」、2016 年12月24日号選者:天野知香氏
『World 旅のひろば』、2017年2月号、ワールド航空サービス広報誌
「REPRE」30号(2017年、表象文化論学会Newsletter)、執筆者:石谷治寛氏

定価=本体 2,700円+税
2016年10月31日四六判並製/280頁/ISBN978-4-88303-403-1

フランス近代美術史の現在
ニュー・アート・ヒストリー以後の視座から

[編者]永井隆則

気鋭の研究者8人が提示する最新の芸術家像────
印象派をはじめとして、一般にも関心の高いフランス近代美術。一方、研究の場では芸術家の個別研究を越え、その歴史的、今日的意義を旧来の研究手法自体を批判しつつ再考する段階に来ている。気鋭のフランス近代美術研究者である執筆陣8人が示す、知的刺激に満ちた最先端研究。

[書評]
紀伊國屋・書評空間「高山宏の「読んで生き、書いて死ぬ。」」2008年4月11日→記事を読む
『IMAGE & GENDER』 Vol. 8(2008年3月)、評者:鈴木杜幾子氏

定価=本体 3,200円+税
2007年8月24日/A5判上製/326頁/ISBN978-4-88303-204-4


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