著訳者紹介 |
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1965年生まれ。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。1987年 同志社大学神学部卒業、1990年 サンフランシスコ州立大学大学院修士課程修了(MA in TES/FL)、2003年 シカゴ大学大学院博士課程修了(PhD in Linguistics)。専門は、言語人類学、記号論、社会言語学、翻訳論、コミュニケーション論、語用論、機能文法、など。 The Journal of Pragmatics (アムステルダム/ニューヨーク)編集諮問委員、 RASK (デンマーク、オーデンセ市)編集委員、社会言語科学会編集委員、立教・異文化コミュニケーション学会編集代表・事務局長・会長、などを歴任。[主な業績] Language and its Double (2003)、『批判的社会語用論入門』(2005)、『講座社会言語科学 第5巻:社会・行動システム』(2005)、 Encyclopedia of Language and Linguistics (2006)、『記号の系譜』(2008)、『記号の思想』(2009)、『言語人類学から見た英語教育』(2009)、『近代言語イデオロギー論』(2011)、 Handbooks of Pragmatics (2011)、『異文化コミュニケーション学への招待』(2011)、『コミュニケーション論のまなざし』(2012)、『異文化コミュニケーション事典』(2013)、『シリーズ・朝倉日英対照言語学〔発展編〕第1巻:社会言語学』(2017)、『環境人文学II:他者としての自然』(2017)、『レキシコン 現代人類学』(2018)、『相互行為におけるディスコーダンス』(2018)、 International Encyclopedia of Linguistic Anthropology (2021)、など、単著、共著、編著、訳書、論文多数。(2022年9月現在) |
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[小山亘の書籍一覧] |
[編]浅井優一+小山亘 翻訳とは、ある言語で言われたことを別の言語で言い換える、ただ、それだけのことなのか。近現代の翻訳を問い直し、その背後にナショナリズム、言語純粋主義、標準語中心主義などのイデオロギーを見出すことにより、方言、語用、相互行為などを含む、社会文化的なコミュニケーションの地平で翻訳――言語間翻訳、言語内翻訳、そして記号間翻訳――その全体を捉える枠組みを提示する。すなわち、本書は、翻訳を、社会文化空間の中で生起するコミュニケーションという出来事とその連鎖が織り出す記号過程として描くことをとおして、今日の翻訳および現代翻訳研究の全体像を解き明かすものである。 定価=本体 6,200円+税 |
[著者]小山亘 コミュニケーション観の探究が社会全体を見る鍵となるのは、なぜか?── 【電子書籍版もあります】 定価=本体 1,700円+税 |
[著者]小山亘 「敬語」は、なぜ、いかにして「国語学」の言説において、社会文化的象徴として、イデオロギッシュに機能したのか。「京都方言」はいかにして「京都方言」とされたか、「京都方言」となるのか。──本書は、〈言語〉、より一般には〈記号〉、すなわち、〈社会文化的コミュニケーション〉の問題系において、イデオロギーは、どのような意味を持つのか、イデオロギーの持つ記号論的、社会文化的特徴はどのように性格づけられるのか、それを明らかにすることにより、言語、方言、語用、記号、社会文化的コミュニケーション、そして、それらを対象とする諸学、全ての学知が、どのような意味でイデオロギー的であると言えるのかを、できるだけ精確に明示する。 [書評] 定価=本体 5,600円+税 |
[著者]小山亘 全体、再帰、批判(内在的批判)、歴史。ボアス以来の人類学、パースからヤコブソンへと展開してきた記号論を融合した社会記号論系言語人類学。「知」が断片と化したこの時代、ことばと社会、文化、歴史の学として体系性と包括性、全体性を求める、その反時代的な営みの可能性を明らかにする。 定価=本体 4,600円+税 |
[著者]マイケル・シルヴァスティン 難解をもって知られる、現代北アメリカを代表する言語人類学者の論考に詳細な解説をつけた、はじめての論集。オリゴを基点としたコミュニケーション過程のなかに、文法、語用、談話、社会、文化、心理、歴史、その全てを統一的に捉えなおす精緻な理論。言語、認知、相互行為など、コミュニケーション実践に焦点を据えた現代社会文化研究の先端、極限を<今ここ>に刻印する。社会文化コミュニケーション論による「言語学」の超克、そして、「認知科学」、「人類学」の再構築。 定価=本体 5,500円+税 |
[著者]ヤコブ・L・メイ 語用論の社会学的転回 定価=本体 5,500円+税 |