著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

五十嵐蕗子
いがらし・ふきこ

1944年東京都生まれ。1972年早稲田大学博士課程修了。ドイツ語ドイツ文学専攻。非常勤講師を経て、国立音楽大学准教授を最後に2009年退職。訳書に、J. ゼルゲ『女たちは書く――ドイツ・オーストリア・スイス現代女性作家の素顔』(共訳、1991年、三修社)、V. ベンホルト=トムゼン編『女の町フチタン――メキシコの母系制社会』(共訳、1996年、藤原書店)、Cl. v. ヴェールホフ『自然の男性化/性の人工化――近代の「認識の危機」について』(共訳、藤原書店、2003年)など。(2013年1月現在)

 

[五十嵐蕗子の書籍一覧]

ポモナ

[発行]書肆半日閑 
[発売]三元社

[著者]ゲルトルート・ロイテンエッガー
[訳者]五十嵐蕗子

現代スイス女性作家の話題作登場
……わたしの夜の夢ではたいてい母はほの暗い地下室のりんご棚の前に立って、ゆっくり振り向き、ベルナーローゼりんごを一つ差し出してくれる…。ポモナとはローマ神話の果実の女神。りんごをモティーフに、わたしと母、娘、夫との濃密な関係を、記憶と現実と夢想、現在と過去と未来が渾然一体となった詩的表現で描きだす。

定価=本体 1,800円+税
2013年1月30日/四六判上製/186頁/ISBN978-4-88303-324-9




[新装版]ピナ・バウシュ タンツテアターとともに

[著者]ライムント・ホーゲ
[写真]ウリ・ヴァイス
[訳者]五十嵐蕗子

ドイツの革新的ダンスカンパニー、タンツテアター・ウッパタール。2009年に急逝した振付家ピナ・バウシュとダンサーたちの創造の現場とかれらのパーソナリティーをカンパニーのドラマトゥルクがつぶさに語る。カンパニーが独自のスタイルを完成させていった1970・80年代の貴重な記録。舞台と稽古場の写真を多数収録。解説=鴻英良

[書評]
『音楽の友』2011年5月号、評者、山野雄大氏

定価=本体 2,400円+税
2011年1月31日/四六判並製/200頁/ISBN978-4-88303-271-6



ハンナ・ヘーヒとラウール・ハウスマン
ベルリン・ダダ物語

[発行]書肆半日閑 
[発売]三元社

[著者]カロリーネ・ヒレ
[訳者]五十嵐蕗子

第一次大戦後の荒廃の只中に、世界を一新すべくスイスのチューリヒに誕生したダダ。その運動はパリよりも早くベルリンに根づいた。ヒュルンゼンベック、ゲオルゲ・グロス、ジョン・ハートフィールドらダダ綺羅ぼし星雲のなかで、フォトモンダージュを駆使し、誰よりもダダの理論を進化させたのがハンナ・ヘーヒとラウール・ハウスマンであった。ふたりは身をもってダダを体現したばかりでなく、互いに心を通じ合わせ、その不遇の愛はベルリン・ダダとともに始まり、その愛の終わりはダダの終焉そのものであった。ふたりの交流と戦いを通して、ベルリン・ダダイストの群像と活動をあますところなく描く。

定価=本体 2,800円+税
2010年6月15日/
四六判上製/296頁+カラー口絵6頁/ISBN978-4-88303-268-6

作品とコンテクスト
フランシス・ベイコン《磔刑》
暴力的な現実にたいする新しい見方

[著者]イェルク・ツィンマーマン
[訳者]五十嵐蕗子+五十嵐賢一

ぼくの作品が暴力的だと人から言われると、ときどき思うんだ。
ひょっとすると、これでベールとかスクリーンを1枚か2枚ははぐことができたかなとね。

(デイヴィッド・シルヴェスターとの対話におけるフランシス・ベイコンの言葉)

暴力に晒され、暴力に苛まれる人間の姿を描き続けた20世紀絵画の巨匠フランシス・ベイコン。ナチスによる残虐行為をテーマに潜ませたこの絵を、ドイツ人である著者が詳細に腑分けし、画家が切り拓いた「現実にたいする新しい見方」を探り出す。

定価=本体 2,200円+税
2006年2月25日四六判並製/144頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-169-6


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