お知らせ

★2026.03.05 横山和加子『新大陸の家族史』が出来ました。

新  刊

新大陸の家族史

有力入植者と植民地の形成(メキシコ一五二八〜一六二八)

[著]横山和加子

本書は、16世紀初頭にメキシコへ渡ったスペイン人入植者フアン・インファンテとその子孫三代の1世紀におよぶ家族の歩みを、さまざまな史料から再構成する。新天地での成功を夢見た野心溢れる若者が、植民地支配の駒としての役割を担いつつ、土地に根を下ろして始まるインファンテ家の家族史から植民地社会の変貌を描く社会文化史である。

定価=本体 4,000円+税
2026年4月5日A5判上製/332頁/ISBN978-4-88303-625-7





ガルマンの通り

[絵・文]スティアン・ホーレ
[訳]小柳隆之佐脇千晴

ボクにはボクの世界がある。
だからだいじょうぶ。
ピンチをのりこえたガルマンが出会ったのは、届かなかった手紙を集めている〈切手男〉。ふたりが語りあう、地球の重心、数のふしぎ、出会うべき人のこと。そのひとつひとつがガルマンの世界をあざやかにしていきます。
ノルウェーの作家スティアン・ホーレがカラフルにえがく、静かで深い物語。

定価=本体 2,000円+税
2026年1月10日A4判/上製/カバー装/カラー/48ページ/ISBN978-4-88303-624-0





中国人口発展史

[著者]葛剣雄
[訳者]李鳳娟孟会君李莘梓小野田亮

2024年現在、中国の人口は約14億800万人。先秦時代から1940年代の終わりまで、中国の人口は、どのように発展してきたのか。時代ごとに、どのような増減を繰り返してきたのか。緻密な史料考証から、その実態を明らかにした労作。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 7,000円+税
2025年12月25日A5判並製/506頁/ISBN978-4-88303-622-6





海峡両岸知識人の漂泊と越境

[著者]黄英哲

台湾におけるディアスポラ経験の歴史的構造と文化的越境
移民・植民・遺民――台湾の歴史に刻まれた多層的なディアスポラ経験は、地域的特殊性を超えて世界史的普遍性を帯びる。本書は、1930年から50年代の台湾の文化再構築、言語政策、文学の越境と再生を通じて、アイデンティティの揺らぎと文化的意味の生成を探る。制度分析と個人の語りを交差させながら、台湾という場における「存在/不在」の歴史的位相を照射する。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,200円+税
2025年10月31日A5判上製/472頁/ISBN978-4-88303-620-2





日本統治期台湾野球史のアルケオロジー 台湾学研究叢書)

「国球」誕生前記

[著]謝仕淵
[訳]鳳気至純平
[解説]菅野敦志

プレミア12、台湾優勝の熱狂の裏にあったものは。
日本植民地帝国のスポーツとしての野球が、台湾でどのように普及したのか。内地日本と植民地台湾、即ち中央と周縁の関係の中で、甲子園で準優勝した嘉義農林の「三民族」協力論の形成過程、それがいかに説得力を持ち、どのように利用されたのか、またそこにはどのような矛盾を内包していたのか。植民地期台湾の野球史からスポーツが帝国統治の手段として作用するメカニズムが明らかになる。

[書評・紹介]
《週刊読書人》2026年1月16日号、評者:井上裕太氏

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,800円+税
2025年10月31日A5判並製/512頁/ISBN978-4-88303-618-9





ことばと社会 27号
特集:21世紀の「国語」論

[編]『ことばと社会』編集委員会

「国語」には、前世紀後半から、国内の人々が用いることばとそこにある多様性と、どのように向き合うべきかという問いが投げかけられるようになった。21世紀も早や四半世紀を迎えた今日、オンラインでのコミュニケーション、グローバルな覇権的言語圏、各種言語法の整備など、拡張する「国語」を取り巻く時代状況が、その思想や概念をいかに変容させているのかを考える。

定価=本体 2,600円+税
2025年10月25日A5判並製/284頁/ISBN978-4-88303-619-6





カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ

[著者]ヴェルナー・ブッシュ
[訳者]杉山あかね

その風景画に宿るのは、神の秩序としての幾何学。
十九世紀初期、ドイツ近代絵画の幕開けを導いた画家フリードリヒの世界観はどのように形成され、作品に昇華したのか。素描から本画へと至る過程、ロマン主義の幾何学に立脚した画面構成の流儀を詳細に分析し、その信条と手法に深く迫る。

[書評・紹介]
「月刊美術」2025年12月号
「美術の窓」2026年2月号

【電子書籍版もあります】

定価=本体 3,000円+税
2025年10月20日/A5判上製/184頁/ISBN978-4-88303-617-2





中国経済の奇跡はなぜ可能だったのか

背景にある改革のロジックと理論

[編著]蔡ム(ツァイ・ファン、Cai Fang)
[訳者]周暁娜(しゅうぎょうな、Zhou Xiaona)

改革開放後の40年の経済発展の過程を分析し、その理論化を図り、新たな開発経済学、新構造経済学の理論化によって、開発途上国への貢献をも目指すとともに、中国経済が、今後の課題にいかに取り組むかを明らかにしている。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 2,600円+税
2025年9月20日/A5判並製/232頁/ISBN978-4-88303-613-4





言葉は図像とともに

私たちは意味を必要としている

[著者]熊田泰章

――物語を語り、物語を読む
――図像を描き、図像を見る
――<意味>を表わし、<意味>を伝える
物語ることと描くことの同一性について考える

定価=本体 3,200円+税
2025年9月20日/A5判上製/240頁/ISBN978-4-88303-615-8





ポスト印象派とユートピア

[編者]永井隆則

ポスト印象派の巨匠たちは、なぜ独自の表現を追求したのか? 彼らが共有した「ユートピア芸術論」という新たな視点からその深層に迫る。印象派を経験しつつも、近代化社会の矛盾に批判的な眼差しを向け、理想郷を夢見た画家たちの創造的思考を紐解き、美術史におけるその位置付けを再定義する。

[書評・紹介]
「月刊アートコレクターズ」2025年10月号
「月刊美術」2025年10月号

【電子書籍版もあります】

定価=本体 6,800円+税
2025年7月31日/A5判上製/468頁/ISBN978-4-88303-616-5





日仏会館と芸術交流の一〇〇年

建築、音楽、庭園、写真・映像

[編者]三浦篤 中島智章 野平一郎 林洋子

日仏会館は渋沢栄一と駐日フランス大使ポール・クローデルによって、1924年に創立されました。それを機に本格的に始まった両国の文化交流100年をふりかえり、会館建物の変遷や、これまであまり知られてこなかった建築、音楽、庭園、写真・映像分野の一側面をひもときます。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 2,500円+税
2025年6月15日/A5判上製/180頁/ISBN978-4-88303-614-1





地中海学研究  XLVIII(48号)

[発行]地中海学会
[発売]三元社

地中海学会発行の1978年以来続く年報の最新号。今号は論文3本、書評1本、2024年の学会大会シンポジウム要旨を所収。

地中海学会

定価=本体 3,000円+税
2025年5月31日
B5判並製/112頁/ISSN0911-8802/ISBN 978-4-88303-611-0





ローマ字運動がかがやいていた時代

弁護士・森馥の言語運動

[著者]安田敏朗

ローマ字を日本の「国字」にする。この主張を、熱意をもって実現しようとした人びとがいた。そのための日本語の語彙・文体の整理は、1930年代の言語運動の一翼をになう。ローマ字を通じて「普遍」につながろうとしたこの運動は、時代に寄りそうことも、弾圧されることもあった。こうした運動の多面性を体現した、弁護士・森馥の軌跡をたどり、ついえてしまったかにみえる運動の歴史から、今をよみとく。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,000円+税
2025年6月20日/四六判並製/692頁/ISBN978-4-88303-612-7





ドラクロワの物語画と文学

[著者]西嶋亜美

「詩人であれたらどれほどよかったことか! だがせめて、絵画でつくり出すのだ」
文学に焦がれたドラクロワはダンテやシェークスピアを絵画化するなかで絵画独自の快楽を見出し、みずからの様式を発展させていく。その過程を同時代の文脈から考察する。

[書評・紹介]
《読書人》7月25日、「上半期の収穫から」、 選者:荻野哉氏

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,800円+税
2025年3月31日A5判上製/408頁/ISBN978-4-88303-610-3





日台のはざまの引揚者たち

国境の再編と移動・再出発

[編著]林初梅石井清輝所澤潤

台湾から30万以上の日本人が引揚げた。それから80年近く経った今でも、当時を記憶し、「故郷」台湾を想う引揚者がいる。台湾引揚とは何か? 台湾側の視点、沖縄出身者の境遇も踏まえ、その経験に迫る。

[書評・紹介]
《図書新聞》2025年7月26日、上半期読書アンケート、選者:関礼子氏

定価=本体 3,800円+税
A5判上製/328頁/ISBN978-4-88303-608-0





民衆画と詞書

[編著]原聖

人々の心をとらえた「絵」と「ことば」
娯楽や信仰の対象として人々に親しまれた「民衆画」。そこには、しばしば「ことば」が添えられ、絵を説明し、ときに絵と共鳴し合うことで、その趣意を民衆の心に、より深く刻んだ。――『源氏物語』起筆の地とされる石山寺の土産の刷り物、中国の親孝行を説く書籍や年画に描かれた「二十四孝図」、近代欧州に広がっていた「呼び売り」の風習など、時代や場所を超えて、その奥深さを紹介する。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 4,400円+税
2025年3月31日A5判並製/276頁/ISBN978-4-88303-609-7