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New★2018.02.01 
松下哲也著『ヘンリー・フューズリの画法』の刊行を記念して、「松下哲也×小池寿子×gnck トークイベント&サイン会」 がひらかれます。 2月18日(日)、青山ブックセンター本店にて。→詳細
★2018.01.23 
小佐野重利『《伊東マンショの肖像》の謎に迫る』の書評が『歴史地理教育』(2018年1月号)に掲載されました。評者は田中龍彦氏(佐賀県歴教協)です。
★2018.01.23 中村るい[著]、加藤公太[作画]『ギリシャ美術史入門』が『美術の窓』(2018年2月号) 『月刊美術』(2018年2月号) で紹介されました!

ヘンリー・フューズリの画法

物語とキャラクター表現の革新

[著者]松下哲也

魔術的画家の人体〈キャラクター〉造形論
《夢魔》など奇怪な幻想絵画で知られるフューズリはじつは主流派アカデミシャンであり、美術史と古典文学に精通する教養人だった。イギリスロマン主義の源流となり、さらに後代の美術家に深い影響を与えた彼の芸術思想と物語絵画の制作手法を、その着想源となった近代観相学や当時の演劇・見世物など視覚文化の反映と共に明らかにする。

定価=本体 3,200円+税
2018年1月31日
A5判上製/288頁/ISBN978-4-88303-450-5





近代日本言語史再考 V

ことばのとらえ方をめぐって

[著者]安田敏朗

日本において「国語」はあって当然のようにみなされてきた。しかし、多言語社会日本を考える際には、こうした考え方を相対化し、より柔軟な多言語へのまなざしを見出していく必要がある。つまりは、「国語」からはみえないものへの視線をとりだすことが必要とされる。
なにかを「とらえる」ということは、意志的なものであり、みたくないものはみない、みたいものだけをみる、ということだ。本書は、歴史的に「みえない」ものとされた、そして現在も日本社会で「みえない」ものとされていることばたちを念頭におき、「みる」側の構図をえがきだす。

定価=本体 3,600円+税
2018年1月31日
四六判並製/520頁/ISBN978-4-88303-454-3





行動する社会言語学

ことば/権力/差別U

[編著]かどや・ひでのりましこ・ひでのり

ことばへの権利とはなにか
ことばや障害が原因となって社会的に排除される現象や、社会言語学として提示されているさまざまな記述を再検証し、さらに問題として認知すらされていない、ことばやコミュニケーションにかかわる諸問題を発見し、少数者/情報弱者にひらかれた新しい言語観を提示する。

定価=本体 3,000円+税
2017年12月15日
A5判並製/320頁/ISBN978-4-88303-449-9





ギリシャ美術史入門

[著]中村るい
[作画]加藤公太 

神々と英雄と人間たちが織りなす造形世界の魅力。
すべての時代の芸術家にとって、参照すべき古典であり乗り越えるべき規範でもあるギリシャ美術。その全体像をやさしく学べる入門書。

[書評・紹介]
『美術の窓』2018年2月号
『月刊美術』2018年2月号

定価=本体 1,800円+税
2017年11月30日
四六判並製/224頁/ISBN978-4-88303-447-5





朝の祈り

[発行]書肆半日閑 
[発売]三元社

[著者]ゲルトルート・ロイテンエッガー
[訳者]五十嵐蕗子

夜となく昼となく、苦悩と愛の追憶が「わたし」を訪れる。語り手が学芸員として、かつての野鳥の捕縛の塔を模した記念塔で、三十日を過ごすうち、彼女の瞑想を破って、外国の女性が塔に現れる。その運命はしかし、野鳥の運命と繋がっているのだろうか。

繊細なタッチで、揺れ動く心を描く、現代スイスの女性作家、ゲルトルート・ロイテンエッガー。『ポモナ』につづく邦訳二作目の小説。

定価=本体 2,500円+税
2017年10月31日/四六判上製/220頁/ISBN978-4-88303-446-8





ことばと社会 19号
特集:ことばの商品化

[編]『ことばと社会』編集委員会

ことばと人とは、もはや生まれながらの運命的な結びつきをもたず、ことばは話者とは切り離された「財」とみなされている。さらに、それを習得した人そのものが「人材」という「商品」として流通する現代という時代において、新たに求められる「言語と経済」研究の諸相。

定価=本体 2,300円+税
2017年10月20日
A5判並製/268頁/ISBN978-4-88303-448-2





台湾における「日本」イメージの変化、 1945-2003

「哈日(ハーリ)現象」の展開について

[著者]李衣雲

台湾では、なぜ旧植民地支配者である日本の大衆文化が好感を持たれ、爆発的ブーム(「哈日現象」)を引き起こすことになったのか。台湾−日本−中国間の関係における「日本」イメージ、「中国」イメージの変化を、「脱日本化」と「中国化」、台湾人の集合的記憶やハビトゥスなど、歴史的文脈の複雑なもつれを解きほぐし、その実態を明らかにする。

定価=本体 6,200円+税
2017年10月15日/A5判上製/450頁/ISBN978-4-88303- 445-1





言語現象の知識社会学
社会現象としての言語研究のために

[著者]ましこ・ひでのり

言語現象・言語論の知識社会学的「解体新書」
性的少数者やデジタルネイティブの言語表現など現代日本に遍在する社会現象としての言語現象/リテラシー論やモジ論、敬語論など既存の言語記述・言語論がみおとしてきた現実/関係者が無自覚なまま行使し支配されつづけるポリティクスに知識社会学的視座からきりこむ。

定価=本体 2,800円+税
2017年9月15日/A5判並製/256頁/ISBN978-4-88303- 444-4





カラヴァッジョを読む
二点の通称《洗礼者聖ヨハネ》の主題をめぐって

[著者]木村太郎

かたや満面に笑みを浮かべ、かたや憂鬱に沈む裸体の少年を描いた2枚の絵。ともに1匹の雄羊をつれた彼らは「洗礼者聖ヨハネ」と通称されてきたが、その正体はいまだに特定されていない。彼らは誰なのか。これらの作品で画家は何を視覚化しようとしたのか。カラヴァッジョに残された最大の謎を解き明かす。

[書評・紹介]
『月刊美術』2017年10月号「ART BOOKS 新刊案内」
『美術の窓』「Books 新刊案内」、2017年11月号、生活の友社
『秋田魁新報』2017年11月26日
《週間読書人》2017年12月8日、評者:宮下規久朗氏
《東奥日報》2017年12月8日、《沖縄タイムス》2017年12月6日

定価=本体 3,800円+税
2017年8月31日 /A5判上製/276頁/ISBN978-4-88303-442-0





ドイツの忘れられた世代
戦争の子どもたちが沈黙をやぶる

[著者]ザビーネ・ボーデ
[訳者]齋藤尚子茂幾保代

子どもたちの戦争体験は後の人生にどのように影響したか。
戦後ドイツでは、ナチスの犯罪への罪の意識の中で、第二次大戦下で心的外傷を負った子どもたちについて熟考し、手をさしのべることがタブーとされてきた。数十年の年月を経てようやく戦争の子どもたちがその苦しみの原因をたぐりよせ、そして語りはじめる。

定価=本体 3,400円+税
2017年7月31日/四六判並製/392頁/ISBN978-4-88303- 443-7