|
★2024.07.08 グギ・ワ・ジオンゴ+グギ・ワ・ミリエ『もう一つの世界文学――多言語文学叢書
ケニア/ギクユ語 戯曲 したい時に結婚するわ』が出来ました。 |
|
[著]グギ・ワ・ジオンゴ+グギ・ワ・ミリエ 英語と決別し、民族語作家へ転身した現代アフリカ文学界の巨星、ケニアのグギ・ワ・ジオンゴらによる最初のギクユ語演劇作品。独立まもない70年代に地元の人々により野外舞台で演じられたが、やがて禁止処分に。何千何万というケニア人の死をもって贖われたイギリス植民地からの独立の大義が裏切られ、日本やアメリカを含むグローバルな搾取の構造のなかでの新旧カミリズ村の経験は、ケニア近現代史の縮図であるとともに、アフリカ全土、はては世界のポストコロニアル国家の底辺に生きる農民や労働者の生きざまをリアルに照らし出している。 定価=本体 3,000円+税 |
[発行]地中海学会 地中海学会発行の1978年以来続く年報の最新号。 今号は論文4本、書評1本、大開記念講演1本、2023年の学会大会シンポジウム要旨を所収。 定価=本体 3,000円+税 |
[著]陳玉箴(Yujen Chen) 「台湾料理」とはなにか? 本書は国宴、高級レストラン、夜市、庶民の食卓にのぼるさまざまな料理を紹介しつつ、「台湾菜(台湾の料理)」という概念が100年の間にいかに定義され、表現され、実践されてきたかを検証するものである。日本の台湾統治と第2次大戦後の権威主義的政権もまた、多くの新たな飲食の要素を台湾に持ちこみ、民主化後の、現在の「台湾」を形づくってきた。つまり「台湾料理」とは何かを問うことは、まさにこの100年余にわたって台湾社会がいかに大きな変化を経てきたかを理解することなのである。 【電子書籍版もあります】 定価=本体 5,000円+税 |
本書は、「翻訳」を歴史的な事象の中でとらえ直していくことを目的とするものである。 定価=本体 3,000円+税 |
[口述者]李永熾 【書評・紹介】 日本植民地期に生まれ、国民党独裁時代を生き抜き、自由化・民主化運動のなかに身をおき、知的営為と実践を通して、台湾の自由・民主・独立を目指した歴史学者の半生記。それは、台湾人の苦悩と闘い、そして希望へと繋がる民衆史でもある。 定価=本体 6,000円+税 |
[編著]萱のり子 なぜ、書写・書道を学ぶのか――。 定価=本体 2,600円+税 |
[著]横田さやか 1909年に創始された未来派芸術運動。近代科学の登場に鋭く反応したかれらは機械のダイナミズムが芸術のみならず人間をも更新することを夢想し、その究極として「人間と機械の融合」という、いままさに現実味を帯びる進化の形を見出した。バレエ・リュスなど同時代の舞踊との交差も視野に入れながら、マリネッティら未来主義芸術家が追求した革新的芸術と人間像を明らかにする。 定価=本体 4,500円+税 |
[著]ボルジギン・フスレ 移送・抑留・引き揚げまで [書評・紹介] 定価=本体 4,800円+税 |
[著者]ジャンフランコ・フォルミケッティ 『四季』の作曲家としてだれもが知るヴィヴァルディだが、その名は20世紀初めまで忘れ去られていた。本書は彼が生きたヴェネツィアとその音楽業界のなかで複雑に絡み合う人間関係をつぶさに蘇らせる。ヴィヴァルディの最新評伝。 定価=本体 3,500円+税 |
〈幻想〉の宝庫というイメージを纏って喧伝される「ケルト」。――それはなぜか。 [書評・紹介] 定価=本体 6,600円+税 |
[著]石田圭子 ナチズム芸術/モダニズムという二項対立は戦後の言説によって強く規定されてきたのではないか。ナチズムの芸術表象について踏み込んで分析し、ナチズム芸術をもっぱら退行的とする議論やナチズムのイデオロギーからのみ語ろうとする単純化された議論を超えて、ナチズム芸術の多層性と同時代性、さらには現代性を明らかにし、ナチズムの脱神話化をはかる。 [紹介・書評] 定価=本体 3,600円+税 |
イン/ポライトネス研究は新たなステージへ 定価=本体 3,500円+税 |
[監修]蜷川順子 なぜ人は見えない風を描き、彫るのか。古今東西の風、大気、呼吸の表象から、目には見えない世界を造形することの思想的、宗教的、社会的、文化的意味を問う。 [英語版] [書評・紹介] 定価=本体 4,000円+税 |
[著]広瀬浩二郎 「誰もが楽しめる」博物館・美術館へ―― [書評・紹介] 定価=本体 2,600円+税 |
[編]『ことばと社会』編集委員会 貧困の拡大、医療・教育・司法の機能不全、難民、ジェンダー差別、レイシズム、「民族」差別、少子高齢化、さまざまなマイノリティの抑圧……、これら社会的課題のすべてに、ことば、言語、コミュニケーションがかかわっていることは言うまでもない。ことばをめぐる包摂と排除という多面的現象について記述・分析をおこなうことで、読者に気づきを喚起する。 →右欄の「くわしい内容」から、中を少しだけご覧いただけます! [リンク] 定価=本体 2,600円+税 |
[編]東大アートと精神療法研究会 芸術療法は、なぜ、どのようにこころに働きかけるのだろうか。こころとアートが紡ぎ出す言葉にならないイメージやその表現の世界が語りかけるもの。 [書評・紹介] 定価=本体 2,500円+税 |
[著]金石範 韓国という鬼門をくぐり、仰ぎみれば、 漢拏山が! [書評・紹介] 【電子書籍版もあります】 定価=本体 5,000円+税 |
[著]アンドレア・バッティスティーニ 従来の価値が転倒し、幻惑的な過剰さが満ちる強烈なまでに劇的な時代。 [書評・紹介] 定価=本体 4,500円+税 |
[著]仲井幹也 著者の哲学への入口にはニーチェがあり、哲学について考えるときの中心にあるのも、またニーチェである。 定価=本体 1,600円+税 |
[著]仲井幹也 人間の知のはかなさを語り、人間知性の与らなかった数々の永遠が存在したのだと語るニーチェ。科学・芸術・宗教・哲学、それら人類の知の総体を構図化して再考する上で、ニーチェがたちむかわざるを得なかった哲学の巨星の一人が、カントである。カントの正しい姿を知る上で、ヘーゲルもまた著者は対比的に論じざるを得ない。二人の哲人のテキストを精査することで、この時代を超えんと格闘する知のあゆみをたどる。『ニーチェ 知のゆくえ』三巻本の第二書。 定価=本体 2,400円+税 |
[著]松岡宏明 問いつづけることで見えてくる、子供が美術することの意味―― [書評・紹介] 定価=本体 1,700円+税 |
フランス人画家ドニが旅した百年前のイタリア――。 [書評・紹介] 定価=本体 2,500円+税 |
南京、武漢のコロナ禍の日常をカメラで追い、日中両国で脚光を浴び、一躍網紅(ワンホン)(ネット上の人気者)となった、中国に移住した日本人ドキュメンタリー監督の中国での記録と「私がここに住む理由」。日中の複雑な相互理解と文化的差異と誤解のもつれを、カメラを通してあるがままの姿を伝えることで、ときほぐしていく。 [書評・紹介] 定価=本体 1,800円+税 |