芸術一般・美術教育

|芸術一般|映像|デザイン|音楽|美術教育|博物館学|*各50音順*

[芸術一般]
描く、観る、演じる アートの力 [編]東大アートと精神療法研究会
エロスの庭 [著者] ミヒャエル・ニーダーマイヤー
現代美術コレクションの楽しみ [著者]笹沼俊樹

GOTH ─ゴス─ [監修]横浜美術館 [著者]木村絵理子+雪山行二+天野太郎
ゴッホ 千日の光芒 [著者]小山田義文
ゴヤ幻想 [著者]小山田義文 
実現への制作学 [著者]小澤基弘 
写真とプロパガンダ [著者]ミランカ・トーディチ
ドーラ・シュトック [著者]松田至弘
フランシス・ベイコン 対談 [対談]F・ベイコン+M・アルシャンボー
フランシス・ベイコンのパッション [著者]フィリップ・ソレルス
ポニョCODE [著]渡辺真也

民衆画の世界 [編著]原聖
[映像]
ヴィデオ [著者] イヴォンヌ・シュピールマン
ヴィデオ・アートの歴史 [著者]クリス・メイ=アンドリュース
メディアアートとしての映像 
[著者]伊奈新祐
モーション・グラフィックスの歴史  [著者]マイケル・ベタンコート
[デザイン]
装飾パターンの法則 [著者]藤田伸

[音楽]
ヴィヴァルディの生涯 [著者]ジャンフランコ・フォルミケッティ
西洋音楽思想の近代 [著者]三浦信一郎
[美術教育]
《黄金の林檎》の樹の下で [著]田窪恭治・高階秀爾・聖心女子大学[編著]水島尚喜・永田佳之
芸術表現教育の授業づくり [編]時得紀子
子供に子供の美術を [著者]松岡宏明
子供の世界 子供の造形 [著者]松岡宏明
西洋美術101鑑賞ガイドブック [編著者]神林恒道+新関伸也
なぜ美術は教えることができないのか
 [著]ジェームズ・エルキンス
日本美術101鑑賞ガイドブック
 [編著者]神林恒道+新関伸也
美術教育ハンドブック [監修]神林恒道+ふじえ みつる
学びの還流 [編著]萱のり子
未来につなぐ美術教育(日本美術教育学会70周年記念論集) [編]日本美術教育学会「70周年記念論集」編集委員会
ルーブリックで変わる美術鑑賞学習 [編著]新関伸也・松岡宏明
[博物館学]
ユニバーサル・ミュージアムへのいざない [著]広瀬浩二郎


[芸術一般]


描く、観る、演じる アートの力

芸術療法はなぜ心にとどくのか

[編]東大アートと精神療法研究会
[著]渡邉慶一郎大塚尚鬼塚淳子澤田欣吾小佐野重利

芸術療法は、なぜ、どのようにこころに働きかけるのだろうか。こころとアートが紡ぎ出す言葉にならないイメージやその表現の世界が語りかけるもの。

定価=本体 2,500円+税
A5判並製/188頁/ISBN978-4-88303-580-9



エロスの庭
愛の園の文化史

[著者] ミヒャエル・ニーダーマイヤー
[訳者] 濱中春森貴史

人間と自然とユートピアが出会う場所
人類にとっての根源的メタファーのひとつ、庭。豊饒崇拝や楽園イメージと結びつき、性愛の舞台となってきた庭園の文化史を先史時代から現代まで、文学や美術との関連と共にひもといてゆく。

定価=本体 5,000円+税
2013年1月31日
A5判上製/448頁/ISBN978-4-88303-334-8



現代美術コレクションの楽しみ
商社マン・コレクターからのニューヨーク便り

[著者]笹沼俊樹

舞台は、現代美術全盛のニューヨーク。駆け出しコレクターが摩天楼で手にしたものは……。“作品を売らない”伝説の一流画商ピエール・マティスとのスリリングな駆け引き、リーマン・ブラザーズCEOが倒産寸前に売りに出したコレクション!? クセのある欧米コレクターから「日本美術」を買い戻すには……。ニューヨーク画商界の一記録としても貴重な前代未聞のエピソードの数々。趣味が高じて、今では国内外で認められるコレクターとなった著者が、コレクションの醍醐味をお届けします。

[紹介]
《読売新聞》2013年8月11日→記事を読む
《東京新聞》「書く人」、2013年8月11日、記事:加古陽治氏

定価=本体 1,800円+税
2013年7月25日四六判並製/カラー口絵4頁+176頁/ISBN978-4-88303-342-3



GOTH ── ゴス ──

[監修]横浜美術館
[著者]木村絵理子+雪山行二+天野太郎

「ゴス/ゴシック」──それは、過激なイノセンス。
サイバーパンク、ヴィジュアル系バンド、タトゥーやピアッシング、ゴスロリなど、さまざまなカルチャー・シーンで隆盛する「ゴス/ゴシック」。ある種の過剰さ、異形の生物や変容する身体、皮膚や体液への執着は、自己のアイデンティティーを見つめ直すアーティストたちも共有する感覚だ。世界的な活動を展開する6組の現代美術アーティスト:束芋、吉永マサユキ、ピュ〜ぴる、リッキー・スワロー、Dr.ラクラ、イングリッド・ムワンギ・ロバート・ヒュッターの作品約250点とインタビューなどを通じ、ゴス/ゴシックの本質に迫る。
横浜美術館にて開催の「GOTH ―ゴス― 」展カタログ(会期 07年12月22日〜08年3月26日)

定価=本体 2,800円+税
2007年12月22日/A5判上製/256頁/ ISBN978-4-88303-218-1



ゴッホ 千日の光芒

[著者]小山田義文

狂気と明晰の錯乱の只中で芸術と切り結んだゴッホ、最後の千日間の軌跡────
アルルでの「耳切り事件」、サンレミでの精神病院生活、そしてオヴェールでのピストル自殺―。ゴッホが苦しみの中から爆発的な創造力を発揮した1888年2月から1890年7月までの千日間の道程を、東西の芸術・文学の主題と交響させながらたどっていく。

定価=本体 2,000円+税
2006年3月25日/四六判上製/192頁/ ISBN978-4-88303-174-0



ゴヤ幻想
『黒い絵』の謎

[著者]小山田義文

46歳で聴覚を失ったゴヤは、70代半ばから俄然、自邸〈聾の家〉を飾る『黒い絵』連作を描き出した。暗く渦巻き奔騰する作品内面のドラマを読み解きつつ、ゴヤを通底する東西の絵画・文学を渉猟する。

定価=本体 2,500円+税
2002年3月15日/四六判上製/256頁+口絵8頁/ISBN978-4-88303-090-3



実現への制作学
作品と理論の相関から

[著者]小澤基弘

小澤基弘氏の15年間の画業は、
一個の信念に貫かれた「可視性の謎」の
追求の軌跡にほかならない。 ――谷川渥

描くことで世界と自己との関係を探究する画家であり、研究者として埼玉大学美術教育講座で制作を論じる著者の、その両面の仕事を総括する本書は、特異な造本形態をとっている。つまり、これまでの画業を一望できるカタログレゾネをページ上段に、著者に大きな影響を与えたジャコメッティとセザンヌの制作を主軸に〈実現〉について問う研究論文を下段に配し、それぞれが逆方向へと進行するのである。上下段がシンクロし、かつてない画家の探究が読み進む者の眼前にたち現れる。カタログレゾネ、論文にそれぞれに対する、谷川渥氏の解説を収録。収録作品図版300点以上。

定価=本体 5,000円+税
2001年6月/B5判上製/296頁/ISBN978-4-88303-079-8



写真とプロパガンダ 1945-1958

[著者]ミランカ・トーディチ
[訳者]荒島浩雅

第二次大戦後のユーゴスラヴィア、チトー政権下、「あたらしい人間」の形成をめざす、ユートピア性を帯びた社会主義思想をプロパガンダするために生み出された大量の写真から、そのレトリックを抽出する。附論/井口壽乃

定価=本体 3,000円+税
2009年7月25日/
B5変形判上製/192頁/ISBN978-4-88303-249-5



ドーラ・シュトック

モーツァルトを描いた女流画家

[著者]松田至弘

知られざる画家の、ものがたり――。
舞台は18世紀末ドイツ。モーツァルトやシラー、ノヴァーリスの恋人らの真正な肖像画を描いた、ひとりの女性がいた。肖像は、いつ、どのようにして、描かれたのか。かれらの交流と、友情の軌跡をたどる。

定価=本体 2,200円+税
2019年8月1日/四六判上製/160頁/ISBN978-4-88303-492-5



フランシス・ベイコン 対談

[対談]F・ベイコン+M・アルシャンボー
[訳者]五十嵐賢一

《ベラスケス「インノケンティウス 世の肖像」による習作》や、《磔刑の根元の人物の3つの習作》などの作品で世界にショックを与えた画家ベイコンの、 年の死去直前の肉声。詳細訳注を加え、特異な画家の真実に迫る。巻頭カラー、図版多数。

定価=本体 2,600円+税
1998年1月/A5判並製/152頁/ISBN978-4-88303-046-0



フランシス・ベイコンのパッション

[著者]フィリップ・ソレルス
[訳者]五十嵐賢一

見る者に恐怖、苦痛、嫌悪、不快、嘔吐、絶望を想起させながら強い引力をもつベイコンの絵画をヌーヴォー・ロマンの作家、フィリップ・ソレルスが語る。テクストと絵画の衝撃の融合。オールカラー。三連画の大型折り込み図版も多数収録。

定価=本体 10,000円+税
1998年7月15日/A4判変型上製、函入り/178頁/ISBN9784-88303-048-4



ポニョCODE

『崖の上のポニョ』に隠された宮崎駿の暗号

[著]渡辺真也

本書は、映画『崖の上のポニョ』に秘められた宮崎監督と夏目漱石、三島由紀夫、寺山修司、司馬遼太郎、手塚治虫、ワーグナー、ポー、ジョイス、日本神話、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ミレーなど、数々の人々や作品との影響関係を解読していきます。そして、「生まれてきてよかった」という映画のメッセージにもう一度耳をすませます。
──
巨大な磁場を抱えて生きる人は、やってきたものを変換し、解き放ちながら生きていく運命を背負う。人が不思議な通路を介して呼応し合うことは魂における謎だ。世代を超えて何かを継承することは、生きる意味に含まれているだろうか。神話と現代、直観と理性を溶け合わせ、困難な仕事をやり抜いた本書は、時の記憶に永久に刻まれるはずだ。稲葉俊郎(医師・医学博士)

PDFで試し読み

定価=本体 3,800円+税
2021年11月25日A5判並製/432頁/ISBN978-4-88303-540-3





民衆画の世界

欧州と東アジアを比較する

[編著]原聖

新しい文化史としての比較史研究の試み
市井の人々のあいだで、信仰の対象として、また娯楽として用いられてきた「民衆画」。洋の東西を問わず、今もかたちを変えながら人々の暮らしの中に息づくそれら――日本の絵馬や大津絵、中国の年画、フランスのエピナル版画など――の関係性を俯瞰する。

[書評・紹介]
『美術の窓』2023年7月、No.478、 「新刊案内 BOOKS」(生活の友社)

定価=本体 4,000円+税
2023年3月31日A5判並製/256頁/ISBN978-4-88303-568-7






[映像]

ヴィデオ

再帰的メディアの美学

[著者]イヴォンヌ・シュピールマン
[監訳者]海老根剛
[訳者]柳橋大輔遠藤浩介

ヴィデオは過渡的なメディアではない。電子信号の変換と即時再生の再帰的構造に立脚する真に視聴覚的なメディアとして、ヴィデオは映画ともコンピューターグラフィックスとも異なる独自の映像美学を実現する。映画映像やコンピューター映像とは異なる構造とダイナミズムを持つヴィデオ映像の宇宙の解明。

[リンク]
本書で論じられているヴィデオ作品へのリンクサイトを開設しています。ご利用ください。→http://www.korpus.org/video/

[書評]
《読売新聞》2012年2月5日、評者:岡田温司氏

定価=本体 6,000円+税
2011年11月25日A5判並製/592頁/ISBN978-4-88303-299-0



ヴィデオ・アートの歴史

その形式と機能の変遷

[著者]クリス・メイ=アンドリュース
[訳者]伊奈新祐

“ヴィデオ・アート”の歴史認識なくして、“メディア・アート”の50年は語れない――。
ナムジュン・パイクによるTVインスタレーションの発表が1963年。その後の急速なテクノロジーの進展と結びつき、ヴィデオ・アートは現代美術の重要な表現形式となった。黎明期におけるテレビとの関係性、実験音楽、彫刻、身体表現といった他のジャンルとのかかわりを手掛かりに先駆的なアーティストたちの作品を解析することによって、その発展と議論の過程を検証。 誕生から半世紀、いまだ深化する電子映像の起源を辿る。

[書評・紹介]
「メディア芸術カレントコンテンツ」2014年1月9日、評者:高橋裕行氏

定価=本体 3,800円+税
2013年12月20日A5判並製/カラー口絵8頁 + 404頁/ISBN978-4-88303-351-5



メディアアートとしての映像

映像アートとは何か?

[著者]伊奈新祐

映画、テレビ、ヴィデオ、コンピュータ、インターネット……、術の革新はつねにアーティストたちを刺激してきた。アヴァンギャルドの時代からネット時代のYouTubeまで、映像作家であり教育者でもある著者が自身にインパクトを与えた実験映像作品を振り返り、未来の映像アートを考えるための視点とヒントを提示する。

定価=本体 2,000円+税
2023年2月28日A5判並製/160頁/ISBN978-4-88303-562-5



モーション・グラフィックスの歴史

アヴァンギャルドからアメリカの産業へ

[著者]マイケル・ベタンコート
[監訳者]伊奈新祐
[訳者]水野勝仁西口直樹

“カラー・ミュージック”や“ヴィジュアル・ミュージック”にその起源をもつ「モーション・グラフィックス」は、20世紀初めの前衛映画や実験映画において誕生し、映画産業やテレビ業界が商業的に応用する中で発展した。映画、デザイン、CM、アニメーション、ヴィデオ・アート、ゲームなど、各ジャンルのパイオニアの貢献を追い、従来の映画史・美術史・デザイン史からこぼれ落ちたその理論と歴史を概観する。

定価=本体 4,000円+税
2019年3月15日/A5判並製/426頁/ISBN978-4-88303-481-9




[デザイン]

装飾パターンの法則

フェドロフ・エッシャー・ペンローズ

[著者]藤田伸

21世紀の装飾パターン技法書――
古今東西の装飾パターンの仕組みが数学の知見をもとに解き明かされる。さらにエッシャーやペンローズのタイリング手法を習得してオリジナル創作に役立てられます!

定価=本体 2,500円+税
2015年7月30日A5判並製/カラー口絵8+160頁/ISBN978-4-88303-376-8




[音楽]

ヴィヴァルディの生涯

ヴェネツィア、そしてヴァイオリンを抱えた司祭

[著者]ジャンフランコ・フォルミケッティ 
[訳者]大矢タカヤス

『四季』の作曲家としてだれもが知るヴィヴァルディだが、その名は20世紀初めまで忘れ去られていた。本書は彼が生きたヴェネツィアとその音楽業界のなかで複雑に絡み合う人間関係をつぶさに蘇らせる。ヴィヴァルディの最新評伝。

定価=本体 3,500円+税
2024年2月29日四六判並製/368頁/ISBN978-4-88303-583-0



西洋音楽思想の近代
西洋近代音楽思想の研究

[著者]三浦信一郎

芸術音楽史のドキュメントとしての西洋音楽思想。20世紀の芸術音楽およびそれを準備した18・19世紀の芸術音楽の動向を、いわゆる近代の「モダニズム」の意識のもとに展開した現象と見なし、この現象を改めて「芸術音楽における近代」として音楽思想史的に問い直す。

定価=本体 4,200円+税
2005年5月31日/A5判上製/370頁/ ISBN978-4-88303-162-7




[美術教育]

《黄金の林檎》の樹の下で

アートが変えるこれからの教育

[著]田窪恭治高階秀爾・聖心女子大学
[編著]
水島尚喜永田佳之

「人間として在る」ための学びと、アートはいかにかかわるのか――。
アートと出会った瞬間に「あっ、すごい!」と直感し、他者や世界と融和する子どもたちの「共生的感性」や、「生命」のつながりに美を見る「自然との共生」の思想から、そのすがたを探る。
「共生」「持続可能性」「多様性」の象徴として東京・広尾の聖心女子大学に誕生した田窪恭治のモザイク壁画《黄金の林檎》をめぐってくり広げられた、現代社会におけるアート、そして教育論。2017年の完成記念シンポジウム、待望の書籍化。

[書評・紹介]
「ひつじcafe(子ども・ART・文化)」2021年4月21日
「artscape」2021年5月15日号、「カタログ&ブックス」
『教育美術』2021年6月号 (公益財団法人 教育美術振興会)、評者:藤江充氏
『美術科教育学会通信』No.107(2021年6月20日)、「書評」、評者:永守基樹氏
《日本経済新聞》2021年6月25日、夕刊
Pedagogia Oggi (今日の教育学) Vol.19, No.2 (2021-12-23), p.193, Reviewer: Rita Casadei
Rita Casadei & Naoki Mizushima, “Learning to be human through and for life-cycle: the key-role of art”, formazione insegnamento (European Journal of Research on Education and Teaching) Vol.19, No.3 (2021), pp.13-27.

定価=本体 2,300円+税
2021年3月20日/A4判変形・並製/88頁(図版カラー)/ISBN978-4-88303-527-4



芸術表現教育の授業づくり

音楽、図工・美術におけるコンピテンシー育成のための研究と実践

[編]時得紀子

“生活や社会の中に息づく音楽文化、美術文化と豊かにかかわる資質・能力”をいかに育成していくか――。子どもたちの未来を豊かなものに導くために、小・中・高・大学教育まで、分野を横断する研究者・教育者が多彩なアプローチで模索する授業づくりの研究と実践。

定価=本体 3,700円+税
2017年3月31日B5判並製/308頁/ISBN978-4-88303- 435-2



子供に子供の美術を

[著]松岡宏明

問いつづけることで見えてくる、子供が美術することの意味――
「子供の美術」の魅力、あり方、すすめ方を、園や小学校での活動例をよみときながら探究していきます。子供と美術をめぐる、楽しく、温かな、読む実践集。

[書評・紹介]
『月刊美術』No.577(2023年10月、サン・アート)、「ART BOOKS 新刊案内」
『教育美術』2023年11月号(公益財団法人 教育美術振興会)、評者: 細谷僚一氏
《図書新聞》2023年11月11日号、評者:宮田徹也氏
『教育美術』2024年1月号(公益財団法人 教育美術振興会)、特集「マイ・ベスト・ブック」、選評:清田哲男氏
《日本経済新聞》2024年1月20日、BOOKガイド

定価=本体 1,700円+税
2023年7月20日A5判並製/160頁/ISBN978-4-88303-575-5



子供の世界 子供の造形

[著]松岡宏明

幼児・初等教育にかかわる、子供にかかわる、すべての大人へ――
たくさんの子供たちの絵を紹介しながら、子供と造形、子供と美術の、切っても切れない関係をひもときます。「知ってるつもり」の子供の世界を学び直す一冊。

[書評・紹介]
《図書新聞》2017年3月11日号、評者:稲賀繁美氏→PDF
《北日本新聞》「webunでもう2冊」2017年3月19日、《上毛新聞》2017年3月26日、
   評者:糸井恵氏
『美術教育』No.301(2017年3月、日本美術教育学会学会誌)、評者:福井一尊氏
『教育美術』(2017年12月号、公益財団法人教育美術振興会)、評者:森田ゆかり氏

定価=本体 1,700円+税
2017年2月1日A5判並製/160頁/ISBN978-4-88303-420-8



日本美術101鑑賞ガイドブック
西洋美術101鑑賞ガイドブック

[編著者]神林恒道新関伸也

見ることから始まる、名作101選の味わい方。
辞書も事典も、専門知識もいりません。肩ひじ張らずに、まず「見る」ことから始めましょう。これが芸術鑑賞の第一歩です。 面白いと感じたら、なぜかと思います。 これにこたえるレシピが、本書の作品解説です。 「なにが描かれているのか」「その見どころ」「その位置づけ」というふうに、 段階を追って味わいが深まります。

各 定価=本体 2,800円+税
日本美術:2008年7月30日/A5判並製/236頁/ISBN978-4-88303-228-0
西洋美術:2008年9月30日/A5判並製/240頁/ISBN978-4-88303-229-7

なぜ美術は教えることができないのか

美術を学ぶ人のためのハンドブック

[著]ジェームズ・エルキンス
[訳]小野康男田畑理恵

いかにして、美術を教えることができるのか。
「美術を教える」とは何か、何をいかにして教え、学んでいるのか、教師も学生も、ほとんど分かっていない。講評で使われる批評の言葉を手がかりに、美術の授業で「起こっていること」を記述することで、私たちが普遍と信じ、行い続けていることの意味を問い直す。
―――「美術を教える」ことについて、誰も口にすることのなかった数々の事実を提示する。

[書評・紹介]
「TOKYO ART BEAT」2023年5月1日、「今月の読みたい本!」
「artscape」2023年5月15日号、「カタログ&ブックス」
『月刊美術』2023年7月、No.574、「ART BOOKS 新刊案内」(サン・アート)
《北日本新聞》2023年6月8日、「つなぐ ひとズームアップ とやま×首都圏」(田畑理恵さんへのインタビュー記事)
《朝日新聞》2023年7月1日、「好書好日」、評者:椹木野衣氏

《美術新聞》1246号(2023年9月5日、美術新聞社/萱原書房)、「話題の本」
『教育美術』2023年10月号(公益財団法人 教育美術振興会)、評者:大嶋彰氏
《図書新聞》2023年11月4日、評者:中村美亜氏

定価=本体 4,000円+税
2023年5月1日四六判並製/444頁/ISBN978-4-88303-558-8



美術教育ハンドブック

[監修]神林恒道ふじえ みつる

アートして、人間をつくる。――
美術教育とは何か、何ができるのか。多方面からアプローチして全体像を俯瞰することで、その可能性のひろがりと、基礎に通底するひとつながりの道が見えてくる。幼児・学校教育、地域や美術館における社会教育など、「美術」と「教育」にかかわるひとのための道しるべ。

定価=本体 2,600円+税
2018年3月25日
A5判並製/264頁/ISBN978-4-88303-452-9



学びの還流

「書くこと」を基点にした「学習者の学び」と「指導者の学び」

[編著]萱のり子

なぜ、書写・書道を学ぶのか――。
学校教育から成人教育まで、書写・書道の指導にたずさわる11名が、「言葉」「書くこと」「造形」をめぐって展開する「書」の実践集。学習者と指導者双方の学びが円環をなすことで、書における学びが、いわゆる「お習字」の枠を超え、国語、社会、美術、そして生涯にわたる学びへと連鎖していく――学びのあり方「学び観」を提示する。
「書って、なんだかよくわからない」への手がかりとなる一冊。

定価=本体 2,600円+税
2024年3月25日A5判並製/224頁/ISBN978-4-88303-584-7



未来につなぐ美術教育日本美術教育学会70周年記念論集

[編]日本美術教育学会「70周年記念論集」編集委員会

[発行]日本美術教育学会
[発売]三元社

1951(昭和26)年に創立した日本美術教育学会。70年目の通過点から、未来の教育を展望する。15本の論考と10年間の活動の記録。

定価=本体 2,300円+税
2021年8月25日/B5判・並製/192頁/ISBN978-4-88303-535-9



ルーブリックで変わる美術鑑賞学習

[編著]新関伸也松岡宏明

子供たちの、生き方につながる、授業づくり。
子供たちと美術作品が出会い、ひとりひとりに物語が生まれる。作品が自分を変えることを知り、自分の物語が友達を変えることを知る。そしていつの日か、その小さな出来事が、「世界」へのかかわりに作用する。――そんな能動的で広がりのある図工や美術の時間を実現するために、「鑑賞学習ルーブリック」という〈地図〉をつくりました。美術鑑賞教育の本質を探究し、指導を深めていくための、新しいアプローチ。

[書評・紹介]
『美術教育』No.305(2021年3月、日本美術教育学会学会誌)、評者:柳沼宏寿氏
『教育美術』2021年4月号(公益財団法人 教育美術振興会)、評者:奥村高明氏
《美術新聞》1188号(2021年4月5日、美術新聞社/萱原書房)
《図書新聞》2021年5月29日号
『美術科教育学会通信』No.107(2021年6月20日)、「書評」、評者:清田哲男氏
《日本教育新聞》2021年9月20日、書評欄、評者:都筑学氏

定価=本体 2,000円+税
2020年12月15日B5判並製/128頁/ISBN978-4-88303-518-2




[博物館学]

ユニバーサル・ミュージアムへのいざない

思考と実践のフィールドから

[著]広瀬浩二郎
[協力]ユニバーサル・ミュージアム研究会

「誰もが楽しめる」博物館・美術館へ――
近年、各地のミュージアムで「さわる鑑賞プログラム」が実施されている。それは、ミュージアムを「目で見る」施設から、「全身の感覚でみる」体験の場に変えていく試みでもある。「ユニバーサル」とは、単なる障害者支援ではない。「健常/障害」という二項対立の垣根を取り払い、「誰もが楽しめる」ユニバーサル・ミュージアムを創ることで、触感豊かな共生社会の未来像を提示できるだろう。
【対談】広瀬浩二郎×内田樹(神戸女学院大学名誉教授)・【インタビュー】広瀬浩二郎×飯嶋秀治(九州大学教授)収録。

[書評・紹介]
《京都新聞》2023年10月21日、 「新刊の本棚」
《点字毎日》点字版:2023年10月24日、活字版:26日→毎日新聞「特集:点字毎日から」
《産経新聞》大阪版夕刊:2023年11月8日
《朝日新聞》2023年11月11日、「好書好日」、評者:椹木野衣氏
「artscape」2023年11月15日号、「カタログ&ブックス」
《神戸新聞》2023年11月30日
《毎日新聞》2023年12月10日、「語る」
《読売新聞》大阪(関西)版夕刊:2024年1月25日
『民博通信 Online』No.9, 2024、国立民族学博物館、「新刊の紹介」

定価=本体 2,600円+税
2023年10月20日A5判並製/184頁/ISBN978-4-88303-577-9