[ことば・他]社会言語学雑誌『ことばと社会』歴史・社会思想評論・文学・紀行|コンピュータ生活
        
シリーズ「コーヒータイム人物伝」シリーズ「知のまなざし」シリーズ「教養」
[ 芸 術 ]美学・美術史芸術パフォーミングアーツ|シリーズ・作品とコンテクスト雑誌『西洋美術研究』

社会言語学

日本中国・台湾・アジアその他の国日本語教育英語教育言語論・記号論|*各50音順*

[日本]
うちなあぐち賛歌 [著者]比嘉清
漢字の未来 新版 [著者]野村雅昭
[新装版]「共生」の内実 [編著者]植田晃次+山下仁
近代日本言語史再考 [著者]安田敏朗
言語学の戦後 田中克彦が語る@
 [著者]田中克彦 [聞き手]安田敏明+土屋礼子
言語権の理論と実践 [編著者]渋谷謙次郎+小嶋勇
「言語」の構築 [著者]安田敏朗
言語復興の未来と価値 [編者]桂木隆夫+ジョン・ C ・マーハ
國語國字問題の歴史 [著者]平井昌夫
[新装版]ことば/権力/差別  [編著者]ましこ・ひでのり
ことばとアイデンティティ [編著者]小野原信善+大原始子
ことばと共生 [編著者]桂木隆夫
ことばの政治社会学 [著者]ましこ・ひでのり
ことばの「やさしさ」とは何か [編]義永美央子+山下仁
ことばへの権利 [編]言語権研究会
植民地のなかの「国語学」 [著者]安田敏朗
占領下日本の表記改革 [著者]J・マーシャル・アンガー
大学入試の「国語」 [著者]鈴木義里
「多言語社会」という幻想 [著者]安田敏朗
多言語社会日本 [編]多言語化現象研究会
[新装版]「正しさ」への問い [編著者]野呂香代子+山下仁
脱「日本語」への視座 [著者]安田敏朗
統合原理としての国語 [著者]安田敏朗
西尾実の生涯と学問 [著者]安良岡康作
日本語学は科学か [著者]安田敏朗
日本語点字のかなづかいの歴史的研究 [著者]なかの・まき
日本の言語景観 [編著者]庄司博史+P・バックハウス+F・クルマス
[中国・台湾・アジア]
移動する人びとの教育と言語 [著者]趙貴花
小川尚義論文集 〔復刻版〕 [編者]林初梅
消えゆく文字 中国女文字の世界
 [編著者]遠藤織枝+黄雪貞
危機言語へのまなざし [編者]石剛
近現代中国における言語政策 [著者]藤井(宮西) 久美子
「言語」の統合と分離 [著者]荒井幸康
「国語」を再生産する戦後空間 [著者]朴貞蘭
[増補版]植民地支配と日本語 [著者]石剛
[改訂版]シンガポールの言葉と社会 [著者]大原始子
戦時下のピジン中国語 [著者]桜井隆
台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか
 [編著者]古川ちかし+林珠雪+川口隆行
中国の少数民族教育政策とその実態 [著者]アナトラ・グリジャナティ
中国の地域社会と標準語
 [著者]陳於華
[新装版]「同化」の同床異夢 [著者]陳培豊
日本統治と植民地漢文 [著者]陳培豊
東アジアにおける言語復興 [編著者]パトリック・ハインリッヒ+松尾慎
もうひとつのインド、ゴアからのながめ [著者]鈴木義里
[その他の国]
アイデンティティの危機 [著者]ウージェーヌ・フィリップス
アフリカのことばと社会 [編著者]梶茂樹+砂野幸稔
現代イスラエルにおけるイディッシュ語個人出版と言語学習活動 [著者]鴨志田聡子
エジプトの言語ナショナリズムと国語認識 [著者]サーレ・アーデル・アミン
欧州諸国の言語法 [編者]渋谷謙次郎
言語学と植民地主義 [著者]ルイ=ジャン・カルヴェ
言語戦争と言語政策  [著者]ルイ=ジャン・カルヴェ
言語帝国主義 [著者]ロバート・フィリプソン
言語とその地位 [著者]ウルリヒ・アモン
言語にとって「人為性」とはなにか [著者]木村護郎 クリストフ
社会言語学の方法 [著者]B・シュリーゲン=ランゲ
周縁的文化の変貌 [著者]原聖 
多言語主義再考 [編者]砂野幸稔
ポストコロニアル国家と言語 [著者]砂野幸稔
[日本語教育]
海外の「日本語学習熱」と日本 [著者]嶋津拓
海外の日本語の新しい言語秩序 [著者]山下暁美
韓国における日本語教育 [編著者]纓坂英子
世界をつなぐことば [編著者]遠藤織枝+小林美恵子+桜井隆
日本語は美しいか [編著者]遠藤織枝+桜井隆
[英語教育]
「英語教育神話」の解体 [著者]中村敬+峯村勝+柴浩
英語現場 [著者]鈴木康雄
だから、英語はできるようにならない [著者]福田幸夫
タフな教室のタフな練習活動 [著者]泉康夫
なぜ、「英語」が問題なのか? [著者]中村敬
幻の英語教材 [著者]中村敬+峯村勝
[言語論・記号論]
A Speaker's Cognition Encoded in Japanese
 [著者]Yoko Ujiie(氏家洋子)
Intercultural Communication An Outline [著者]Hidasi Judit(ヒダシ・ユディット)
記号の系譜 [著者]小山亘
記号の思想 現代言語人類学の一軌跡 [著者]マイケル・シルヴァスティン
近代言語イデオロギー論 [著者]小山亘
言語意識と社会 [編著者]山下仁+渡辺学+高田博行
言語相互行為の理論のために [著者]丸井一郎
ことばとセクシュアリティ  [著者]デボラ・カメロン+ドン・クーリック
初期中国語文法学史研究資料 [編著者]何群雄
中国語文法学事始 [著者]何群雄
批判的社会語用論入門 [著者]ヤコブ・L・メイ
批判的談話分析入門 [編著者]ルート・ヴォダック+ミヒャエル・マイヤー
母語の言語学 [著者]レオ・ヴァイスゲルバー 


[日本]

うちなあぐち賛歌

[著者]比嘉清

書きことばとしての「うちなあぐち(沖縄語)」活動を息長く続けるうちなあん人(沖縄人)が、うちなあぐちで「うちなあぐち」への思いを綴る。やまとぅぐち(日本語)との完全バイリンガル論集。

定価=本体 2,200円+税
2006年10月30日/A5判並製/180頁/ISBN978-4-88303-183-2



漢字の未来 新版

[著者]野村雅昭

日本語は、漢字からのがれることは、できないのだろうか? 漢字にたよらない日本語によって、よりひらかれた、ことばをめざすにはどうすればよいのだろうか。

定価=本体 2,900円+税
2008年4月30日/A5判並製/320頁/ ISBN978-4-88303-078-1



[新装版]「共生」の内実
批判的社会言語学からの問いかけ

[編著]植田晃次山下仁

多文化「共生」が唱えられてすでに久しい。しかし「共生」の名のもとに、なにが行われているのか。マジョリティのいう「共生」はマイノリティにどう受けとめられているのか? ことばの問題を通して、「共生」の内実を問い、図式化され、消費される「共生」を救い出す試み。

定価=本体 2,500円+税
2011年1月25日
A5判並製/256頁/ISBN978-4-88303-288-4



近代日本言語史再考
帝国化する「日本語」と「言語問題」

[著者]安田敏朗

「日本語」はいかに構築されたか。帝国日本は多言語性とどのようにむきあい、介入していったのか。〈いま〉を語るべき「日本語」を再構築するために。

定価=本体 3,300円+税
2000年9月20日/四六判並製/422頁/ISBN978-4-88303-071-2



言語学の戦後
田中克彦が語る@

[著者]田中克彦
[聞き手]安田敏朗土屋礼子

田中言語学生成の現場へ────
言語とは、思想とは、学問とは……。ことばと社会の中で格闘する異端の言語学者が、縦横にその自己形成の軌跡を語り、日本の言語学の戦後を問いなおし、現代の知的状況を照射する。

定価=本体 1,800円+税
2008年10月31日四六判並製208頁
ISBN978-4-88303-226-6



言語権の理論と実践

[編著者]渋谷謙次郎小嶋勇

言語権は、多言語社会における共通の課題であるが、日本社会もまた例外ではない。本書は、従来の言語権論の精緻な分析を通して、裁判・移住者・子ども・ろう者などの視点から、研究者と法曹実務家が新たな言語権論を展開する。

定価=本体 2,600円+税
2007年10月31日/A5判上製/216頁/ISBN978-4-88303-211-2

「言語」の構築
小倉進平と植民地朝鮮

[著者]安田敏朗

近代朝鮮語学の基礎をつくったとされる小倉進平。彼の方言研究はいかなる意味を持ったのか。植民地支配下における「民族語」構築に日本人学者が担った役割を問い直し、国家統治体制のありようと言語・言語研究との関係を探る。

定価=本体 3,000円+税
1999年1月25日/四六判並製/335頁/ISBN978-4-88303-054-5



言語復興の未来と価値 [Minority Language Revitalization]

理論的考察と事例研究 [Contemporary Approaches]

[編者]桂木隆夫ジョン・ C ・マーハTakao KatsuragiJohn C. Maher

「言語と平和」=「言語の多様性が平和をもたらす」という考え方に基づくマイノリティ言語復興ネットワークの可能性を、理論的・実践的に展望する。(日英バイリンガル版)

定価=本体 4,000円+税
2016年12月28日A5判上製/340頁/ISBN978-4-88303- 415-4



國語國字問題の歴史

[著者]平井昌夫
[解説]安田敏朗

敗戦から時を経ず、戦前・戦中期の言語問題・言語政策を多くの資料に基づいて分析し、「国語国字問題」の解決によって日本語の民主化をめざした名著の復刻。本書付録「国語国字問題年表」は明治以降戦前期までの最も詳細な年表である。

定価=本体 8,000円+税
1998年2月25日/四六判上製、函入り/640頁/ISBN978-4-88303-047-7



[新装版]ことば/権力/差別
言語権からみた情報弱者の解放

[編著者]ましこ・ひでのり

少数者/情報弱者の言語権とはなにか────。
はなしことば/かきことばとしての現代標準日本語の支配的現状に疑問をもたない多数派日本人と、その社会的基盤に知識社会学的再検討をくわえる。自明性のもつ権力性・差別性に社会学/社会言語学から根源的な異議をつきつける注目すべき論集。

定価=本体 2,600円+税
2012年7月25日/A5判並製/264頁/ISBN978-4-88303-315-7



ことばとアイデンティティ
ことばの選択と使用を通して見る現代人の自分探し

[編著者]小野原信善大原始子

多文化・多言語社会において、人々はどのようにして、「ことば」を選択し、使用しているのか。それは、人々にとってなにを意味するのか。フィリピン、インド、シンガポール、アメリカ、ニュージーランド、日本を例に、「ことば」の選択による、さまざまなアイデンティティ表出のあり様から、現代人の「自分探し」を読み解く。

定価=本体 2,300円+税
2004年12月15日/四六判並製/208頁/ISBN978-4-88303-145-0



ことばと共生
言語の多様性と市民社会の課題

[編者]桂木隆夫

多様な文化の存在を互いに尊重し、理解することは、多様な言語の存在を理解し、受け入れることである。しかし、言語の多様性について、我々の認識はまだ低い、市民社会における多様な言語の共生について、民主主義、言語権、言語政策などの視点から考察する。

定価=本体 2,500円+税
2003年4月30日/四六判上製/270頁/ISBN978-4-88303-114-6



ことばの政治社会学

[著者]ましこ・ひでのり

「透明で平等な媒体」としてのコトバをめざして――
差別とわかちがたくむすびついたコトバを「透明で平等な媒体」にすることは、いかにして可能なのか! コトバは「透明で平等な媒体」でなどない。政治的であり、権力/差別とわかちがたく結びついている。しかし、「透明で平等な媒体」にはなりえないといった虚無主義にとどまるのではなく、むしろ「透明で平等な媒体」を徹底的にめざす実践的理論的運動が必要とされるのである。

定価=本体 2,800円+税
2014年11月20日
A5判並製/312頁/ISBN978-4-88303-367-6

※本書は2002年12月に刊行された同書(ISBN978-4-88303-108-5)の新装版です。



ことばの「やさしさ」とは何か

批判的社会言語学からのアプローチ

[編者]義永美央子山下仁

「やさしさ」の再考と解体――
本書は「やさしさ」を共通のキーワードにしながら、日本語教育、医療のことば、ろう教育、言語景観、震災と原発などのさまざまな事象にアプローチしている。言語や社会現象を研究の対象とするものが、それぞれの実践や思索、具体的な調査に基づいて、「やさしさ」という、古くて新しい価値を再評価し、対話の可能性を提供する。

定価=本体 2,800円+税
2015年3月25日A5判並製/288頁/ISBN978-4-88303-383-6



ことばへの権利
言語権とはなにか

[編]言語権研究会

日本のマイノリティ言語(朝鮮語、アイヌ語……)はどのような地位におかれているのか? グローバル化の進むなか、小さな言語が消えてゆくのは「自然」なのか? 「言語権」という視点がひらく、あたらしい権利の地平。

定価=本体 2,200円+税
1999年10月25日/四六判並製/214頁/ISBN978-4-88303-061-3



植民地のなかの「国語学」
時枝誠記と京城帝国大学をめぐって

[著者]安田敏朗

国語学者・時枝誠記にとって植民地朝鮮とはいかなる場であったのか。その言語理論「言語過程説」から、どのような「国語政策」が導き出されたのか。「国」の名を冠した学問体系に絡め取られていった一国語学者の時代像を描く。

定価=本体 2,500円+税
1998年8月25日/四六判並製/275頁/ISBN978-4-88303-040-8



占領下日本の表記改革
忘れられたローマ字による教育実験

[著者]J・マーシャル・アンガー
[訳者]奥村睦世

「限界のある読み書き能力」と表記改革の試み
「押しつけられた表記改革」という神話は、なぜ生まれたのか。忘れ去られている「国語国字問題」をめぐる活溌な日本の社会風潮と、とくに敗戦後の表記改革の試みの現実を、GHQ史料などの緻密な調査によって明らかにするとともに、当時のローマ字教育実験の実態に迫る。

定価=本体 2,500円+税
2001年10月31日/四六判並製/212頁/ISBN978-4-88303-084-2



大学入試の「国語」
あの問題はなんだったのか

[著者]鈴木義里

私たちは、文章をどのように読んでいるのだろうか? 小学校から大学入試までひたすら受けてきたあの「国語」の試験。私たちの「読み」は、その「国語」の試験によって形作られてきたのではないか? 「国語」の大学入試問題の変遷から日本語を考える。

[書評]
《南日本新聞》《山形新聞》他→記事を読む(2011年7月10日《山形新聞》より)

定価=本体 2,300円+税
2011年6月20日/四六判並製/296頁/ISBN978-4-88303-292-1



「多言語社会」という幻想
近代日本言語史再考 IV

[著者]安田敏朗

突然湧いてきたかのような「多言語社会」言説のもつ問題を、近代日本言語史に即して浮きぼりにし、多言語性認識の新たな方向を提起する。

定価=本体 2,400円+税
2011年4月20日/四六判並製/336頁/ISBN978-4-88303-291-4



多言語社会日本

その現状と課題

[編]多言語化現象研究会

いま、多言語化、多言語社会、多言語主義、多言語政策、多言語サービス…、「多言語」が飛びかっています。本書は、移民の増加とともに日本で進行しつつある「多言語化」をキーワードに、日本語・国語教育、母語教育、言語福祉、言語差別などをわかりやすく解説する「多言語社会」言語学入門書です。

→本書を授業で用いるための「教師用手引き」PDF

定価=本体 2,500円+税
2013年9月10日A5判並製/294頁/ISBN978-4-88303-349-2



[新装版]正しさへの問い
批判的社会言語学の試み

[著者]野呂香代子山下仁

「ことば」をとりまく、無批判に受容されている価値観や、いわゆる権威に保証された規準・規範を今一度疑ってみること。そこから見えてくるものは、何か!そもそも「正しさ」とは、政治的・経済的・文化的な利害関係が交錯する社会のなかでつくられたものにすぎない。「正しい」日本語、「正しい」敬語、「正しい」ことばづかい、といった、その「正しさ」のからくりに迫る試み。

定価=本体 2,800円+税
2009年6月30日/
A5判並製/260頁/ISBN978-4-88303-247-1

脱「日本語」への視座
近代日本言語史再考 U

[著者]安田敏朗

多言語社会日本の歴史構成― 「国語」や「日本語」は多言語状況と、いかにむきあってきたのか。国民国家日本の「国語」「日本語」の呪縛から逃れ、抑圧と排除にもとづかない、相互承認にもとづく社会的アイデンティティを構築し、わたしのことばを手にするために必要とされるものとは。

定価=本体 2,800円+税
2003年6月30日/四六判並製/400頁/ISBN978-4-88303-120-7



統合原理としての国語
近代日本言語史再考 III

[著者]安田敏朗

繰り返し立ち上げられる「ナショナリズム」を胚胎する「国語」「日本語」へのポピュリズム的言説。 それらをいまいちど、「近代日本言語史」――近代国民国家日本の形成過程とその帝国的展開のなかで言語がはたした役割――に配置し、その前提を明らかにするとともに、それらを支えてきた「学」のありよう、「研究者」のありようを問い直していく。

定価=本体 2,700円+税
2006年6月20日/四六判並製/376頁/ISBN978-4-88303-178-8



西尾実の生涯と学問

[著者]安良岡康作

国語・国語教育学者、国文学者、辞書編纂者、そして国立国語研究所初代所長として、多方面に大きな足跡を残した西尾実の生涯を、その学問的業績を余す所なく紹介するとともに、その時代と様々な人々との関係など、その人物像を詳細に描き出した労作。

定価=本体 12,500円+税
2002年9月25日/A5判
上製、カバー装、化粧箱入り/884頁/ISBN978-4-88303-104-7



日本語学は科学か
佐久間鼎とその時代

[著者]安田敏朗

「伝統的な国語学」から、「科学的な国語学」=「日本語学」へ?!
日本語学は、どのような経緯で、または理論で、あるいはどのような時代背景のもとで、分析すべき「日本語」を獲得していったのか。国語学、日本語学にとって、科学性とはいかなる意味を持っていたのか。

定価=本体 2,900円+税
2004年9月15日/四六判並製/348頁/ISBN4-88303-149-8



日本語点字のかなづかいの歴史的研究
日本語文とは漢字かなまじり文のことなのか

[著]なかの・まき

日本語点字資料を日本語文字・表記論の観点から精査し、そのかなづかいの歴史を明らかにし、「棒引きかなづかい」から「現代仮名遣い」にいたるまでの日本語表記史における日本語点字表記の位置づけを考察していく。

定価=本体 3,800円+税
2015年1月31日
四六判上製/224頁/ISBN978-4-88303-372-0



日本の言語景観

[編著者]庄司博史P・バックハウスF・クルマス

公共空間における「書き言葉」の、西欧化・国際化・多民族化の歴史と現状から、日本社会の変容を読みとっていく。

[書評]
《毎日新聞》書評欄、2009年4月12日

定価=本体 2,100円+税
2009年3月30日/A5判並製/204頁/ISBN978-4-88303-185-6



[中国・台湾]

移動する人びとの教育と言語
中国朝鮮族に関するエスノグラフィー

[著者]趙貴花

改革開放につづくグローバル化の進行により、中国における人の移動は激動の時代を迎えている。本書は、中国朝鮮族、なかでも東アジア3カ国語に熟達した高学歴朝鮮族に焦点をあて、その中国、韓国、日本に広がる移動のパターンと、それぞれの移動先における社会的文化的相互作用のダイナミックな実態を、教育人類学のフィールドワークに基づき詳細に報告する。北京郊外に登場する新居住区、子どものための言語教育戦略や、ハイブリッド化していくアイデンティティの様相など、東アジアの将来を見据える上で必読の書である。

定価=本体 3,500円+税
2016年2月10日
A5判上製/264頁/ISBN978-4-88303-398-0

小川尚義論文集 〔復刻版〕

日本統治時代における台湾諸言語研究

[編者]林初梅

19世紀末、日本統治時代に台湾にわたった言語学者・小川尚義の台湾諸言語研究は、今なお、その輝きを失うことなく、大きな影響を与え続けている。本書は、各種雑誌に発表された短編論文を網羅し、小川の生涯を費やした比類なき丹念な研究活動の全貌を蘇らせる。

定価=本体 11,429円+税
2012年11月8日
A5判上製/652頁/ISBN978-4-88303-321-8

消えゆく文字 中国女文字の世界

[編著者]遠藤織枝黄雪貞

中国湖南省江永県を中心に伝えられてきた女文字。女性たちによって作られ、女性たちだけに使われてきたこの文字は、いかなるものなのか。これらの文字で女性たちは、何を伝えようとしてきたのか。日中の研究者による総合的研究成果。

定価=本体 2,700円+税
2009年9月30日/A5判並製/242頁+カラー図版8頁/ISBN978-4-88303-251-8

危機言語へのまなざし

中国における言語多様性と言語政策

[編者]石剛

多民族・多言語多文字社会である中国における「調和的言語生活の構築」とは、何を意味しているのか。言語政策の現代的展開を追いつつ、その実施過程に現れた諸問題と「言語意識」の危機的状況を明らかにするとともに、圧倒的力を持つ「普通話」(=国語)のもとでの危機に瀕した(方言を含めた)少数言語の現状と、その位置づけを展望する。

定価=本体 3,000円+税
2016年9月5日
A5判並製/204頁/ISBN978-4-88303- 409-3

近現代中国における言語政策
文字改革を中心に

[著者]藤井(宮西)久美子

アヘン戦争から現在までの、中国大陸、台湾における言語政策をクロノロジカルに追いながら、中華民国、中華人共和国という相反する国家の言語認識を跡付けていくと同時に、文学とどう向き合い、いかに対処しようとしていたかを、明らかにしていく。

定価=本体 3,600円+税
2003年2月28日/A5判上製/256頁/ISBN978-4-88303-112-2



「言語」の統合と分離
1920-1940年代のモンゴル・ブリヤート・カルムイクの言語政策の
相関関係を中心に

[著者]荒井幸康

モンゴル文字によって緩やかに束ねられていたモンゴル諸族が、ソヴィエト連邦とその衛星国であったモンゴル人民共和国でなされた民族・言語政策により、別々の民族に分かれていくプロセスを描く。

定価=本体 3,500円+税
2006年3月20日/A5判上製/252頁/ISBN978-4-88303-175-7



「国語」を再生産する戦後空間
建国期韓国における国語科教科書研究

[著者] 朴貞蘭

1945年の解放後、「国語」の地位を取り戻した建国期韓国における国語科の実態は、どのようなものだったのか。植民地期から1945年以降にも引き継がれた、教科書・教育課程及び教育者による教育観・教育思想の枠組における「連続性」の問題とその特徴を、建国期韓国における国語科にその焦点を合わせて考察する。

[書評]
『比較教育学研究』49号、2014年、日本比較教育学会編、評者:松本麻人氏
『日本の教育史学』(教育史学会紀要)第57集、2014年、評者:北川知子氏

定価=本体 5,048円+税
2013年2月20日
A5判上製/372頁/ISBN978-4-88303-335-5



[増補版] 植民地支配と日本語
台湾、満洲国、大陸占領地における言語政策

[著者]石剛

神になった日本語───
日本語はなぜ「神」になったのか。植民地支配のなかで「日本語の普及」とは、どんな意味を与えられていたのか。戦前・戦中の言語政策の実体を明らかにするとともに、そこに映しだされる日本人の言語観との関係を問う。
(1992年刊初版に増補)

定価=本体 2,500円+税
2003年1月31日/四六判並製/256頁/ISBN978-4-88303-107-8



[改訂版] シンガポールの言葉と社会
多言語社会における言語政策

[著者]大原始子

多民族の統合と経済発展を実現した都市国家シンガポールは、国民のだれも母語としない「英語」を「国家語」としている。その言語政策と人々の生活の関係をフィールドワークし、シンガポール社会の現実を描きだす言語社会学的レポート。

定価=本体 2,300円+税
2002年2月15日/四六判並製/200頁/ISBN978-4-88303-088-0



戦時下のピジン中国語

「協和語」「兵隊支那語」など

[著者]桜井隆

これまで言語研究で取り上げられることのなかった従軍記、回顧録、部隊史などから片々たる記述を拾い、当時の言語接触のあり様や日中語ピジン(「協和語」「兵隊支那御」など)を再構築することを試みる 。

[書評・紹介]
《日経新聞》「文化往来」2015年10月15日
『ことば』36号、現代日本語研究会、2015年、評者:安田敏朗氏

定価=本体 7,500円+税
2015年7月31日A5判上製/592頁/ISBN978-4-88303-361-4



台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか
言語支配のもたらすもの

[編著者]古川ちかし林珠雪川口隆行

奪われた自らの知と声は、いかにして修復しうるのか────
台湾・韓国・沖縄における日本語支配のあり様を多角的に検討し、その支配が、現在に至るまでの歴史のなかで、いかに脱却されてきたのか、あるいは変質してきたのかを跡づける試み。

定価=本体 2,600円+税
2007年3月25日/A5判上製/248頁/ ISBN978-4-88303-199-3



中国の少数民族教育政策とその実態
新疆ウイグル自治区における双語教育

[著者]アナトラ・グリジャナティ

改革開放後、新疆ウイグル自治区にも大量の漢族が移住し、経済的にも漢語の需要が高まり、ウイルグル社会は大きな変容を迫られている。そうしたなか、双語教育(漢語と民族語)は、科目としての漢語教育から教授用言語の漢語化へと進んでいるが、さまざまな問題が起きている。その実態を、双語教育の歴史的展開をあとづけつつ、学校教育、家庭、社会生活などから明らかにし、多言語・多文化共生社会をめざす、民族教育のあり方を展望する。

定価=本体 3,000円+税
2015年12月28日
A5判上製/232頁/ISBN978-4-88303-396-6



中国の地域社会と標準語
南中国を中心に

[著者]陳於華

現在まさに進行中である方言差の著しい中国社会における標準語(普通話)化の現状。
南中国における標準語の社会的機能、複数の言語(変種)の使われ方、とりわけ、各地域での標準語の運用実態を解明し、地域社会の標準語化のモデル化を目指すとともに、地域的標準語(地方普通話)の特徴の解明を試みる。

定価=本体 3,100円+税
2005年2月23日/A5判上製/200頁/ISBN978-4-88303-156-6



[新装版]「同化」の同床異夢
日本統治下台湾の国語教育史再考 

[著者] 陳培豊

「同化」政策の柱とされた国語(日本語)教育を、台湾人はどのように受けとめていたのか。
近代化への希求と支配への抵抗が交錯するなかでの「同化」をめぐる双方の思惑とその差異を、日台両近現代史の対話を通じて明らかにし、台湾近代化の諸問題を問い直す。台湾現代史の構築へ向けた新たな試み。

定価=本体 5,000円+税
2010年8月31日/A5判上製/388頁/ISBN978-4-88303-275-4

日本統治と植民地漢文
台湾における漢文の境界と想像

[著者]陳培豊

台湾における「漢文」とはいかなるものなのか。日本語、中国白話文、正則漢文などさまざまな要素が混じり合った植民地漢文の実態と変遷を明らかにするとともに、東アジアにおける漢字漢文の文化的意義、そして近代における台湾人の精神文化史を再現する。

[書評]
『歴史学研究』2014年4月号、評者:金文京氏

定価=本体 3,400円+税
2012年8月31日/A5判並製/336頁/ISBN978-4-88303-317-1

東アジアにおける言語復興
中国・台湾・沖縄を焦点に 

[編著者]パトリック・ハインリッヒ松尾慎

中国、台湾、沖縄などの危機言語へのフィールドワークから、記述研究と復興研究を総合的に捉え、研究者、スピーチ・コミュニティーが共同で行う、言語復興のための危機言語研究の新たな方向性と在り方を探る。

[書評]
『東方』359号(2011年1月、東方書店

定価=本体 3,000円+税
2010年8月31日/A5判並製/280頁/ISBN978-4-88303-259-4

もうひとつのインド、ゴアからのながめ
文化、ことば、社会

[著者]鈴木義里

アラビア海に面した美しい海岸の町ゴアは、451年間もの長きにわたってポルトガルの植民地支配のもとにあった。解放後もキリスト教をはじめ、ヨーロッパの文化が深く根をはり、インドのなかで異質な光をはなっているゴア。この「もうひとつのインド」ゴアの文化・ことば・社会をつうじて、多言語多文化社会インドの現在をみつめなおし、言語とナショナリズムのゆくえをうらなう。

定価=本体 2,600円+税
2006年6月28日/四六判並製/304頁/ISBN978-4-88303-184-9





[その他の国]

アイデンティティの危機
アルザスの運命

[著者]ウージェーヌ・フィリップス
[訳者]宇京ョ三

宿命に対峙するアルザス――

1世紀足らずの間に5度も国籍を変更させられた独仏国境の地アルザス。
本書は、数奇な宿命に対峙したアルザスにおける戦後の苦難の道をたどり、その言語・文化的独自性を守るべく展開された闘いの歴史、および民族と国家、地域言語をめぐる問題の深層を描き出している。

[書評]
読売新聞書評(2007年10月7日)/評者:櫻井孝頴(第一生命相談役)

本体3500円+税
2007年8月20日/四六判上製/344頁/ISBN978-4-88303-205-1



アフリカのことばと社会
多言語状況を生きるということ

[編著者]梶茂樹砂野幸稔

圧倒的大多数の現地語といくつかのヨーロッパ諸語の織りなす重層的な多言語使用の実態。危機言語、母語主義といった西側世界による介入。それらがつくり出す複雑な言語状況を概観し、サハラ以南アフリカ14カ国の、ことばと社会をめぐる諸問題を具体的に論じる。アフリカ社会を理解するうえで、なぜ言語問題が重要なのかを明らかにし、アフリカ地域研究への新たな視点を提示する。

定価=本体 6,300円+税
2009年4月30日
A5判上製/576頁/ISBN978-4-88303-238-9

現代イスラエルにおける
イディッシュ語個人出版と言語学習活動

[著者]鴨志田聡子

東欧系ユダヤ人の言語「イディッシュ語」。ユダヤ人の歴史と文化が凝縮された「日常の言語」であったイディッシュ語は、現在では「死にゆく言語」と見なされている。ユダヤ人にとってイディッシュ語とは? イスラエルでの参与観察による貴重な情報をもとに人と言語の関係を考察する。

定価=本体 3,500円+税
2014年2月20日A5判上製/176頁/ISBN978-4-88303-358-4

エジプトの言語ナショナリズムと国語認識
日本の「国語形成」を念頭に置いて

[著者]サーレ・アーデル・アミン

フスハー(=書き言葉)とアミーヤ(=話し言葉)の分裂が、いかにエジプト人の複合アイデンティティ(イスラーム教/アラブ民族/国民国家としてのエジプト)の構造と密接に結びつき、不安定な状況を生んでいるのかを明らかにしていく。

定価=本体 11,800円+税
1999年2月26日/A5判上製/478頁/ISBN978-4-88303-053-8



欧州諸国の言語法
欧州統合と多言語主義

[編者]渋谷謙次郎

ヨーロッパの多言語主義はどこまできたか────
進行するEU統合のなかで、欧州各国は、自国の多言語・多文化状況に対応する環境・法整備をせまられてきた。欧州審議会および全欧安保協力機構で策定された言語的少数者関連の憲章・条約・勧告、ならびに主要14カ国における言語関連法規を解説とともに紹介し、ヨーロッパにおける多言語主義の現在を見る。

定価=本体 7,000円+税
2005年6月15日/A5判上製/499頁/ ISBN978-4-88303-129-0



言語学と植民地主義
ことば喰い小論

[著者]ルイ=ジャン・カルヴェ
[訳者]砂野幸稔

“言語は人間に役立つためにあるのであって、その逆ではない”────
本書は、 没政治的多言語主義者や危機言語擁護派の対極にたち、言語問題への徹底して政治的な視点を提示する。

定価=本体 3,200円+税
2006年7月20日/A5判上製/304頁/ISBN978-4-88303-182-5



言語戦争と言語政策

[著者]ルイ=ジャン・カルヴェ
[訳者]砂野幸稔今井勉西山教行佐野直子中力えり

欧米型「多言語主義」があたかもアプリオリに肯定的な価値として称揚される現在、言語について語ることの政治性と世界の多言語性が孕む緊張を鋭く描き出し、そうした自明性そのものに、あらたな問い直しをせまる社会言語学の「古典」。

定価=本体 3,500円+税
2010年4月30日/
A5判上製/308頁/ISBN978-4-88303-267-9



言語帝国主義

英語支配と英語教育

[著者] ロバート・フィリプソン
[訳者] 平田雅博 ほか

英語はいかにして世界を支配したのか? 英語教育が果たしてきた役割とは? 論争の書、待望の邦訳。――――グローバル化の時代に英語教育を推進することは、必然なのか。英語は、いかにして世界のヘゲモニー言語となったのか。第三世界における英語学習への「援助」は、南北間の不平等や搾取の永続化に資したのではないか。英語教育の専門家は、ヘゲモニーを確立する過程で、またその維持のために、いかなる役割を果たしているのか。言語政策・言語教育への批判的・総合的アプローチ。

定価=本体 3,800円+税
2013年3月10日A5判並製/416頁/ISBN978-4-88303-330-0



言語とその地位
ドイツ語の内と外

[著者]ウルリヒ・アモン
[訳者]檜枝陽一郎山下仁

あらゆる言語が〈言語〉障壁を形成する。社会の中で言語の地位はどのように規定されるのか。国際コミュニケーション、方言と標準変種など、多様な視点から問題を明らかにする。

定価=本体 2,913円+税
1992年10月25日/四六判並製/262頁/ISBN978-4-88303-010-1



言語にとって「人為性」とはなにか
言語構築と言語イデオロギー、ケルノウ語・ソルブ語を事例として

[著者]木村護郎クリストフ

社会制度としての言語がいかに生成しているのか。言語の「自然」視によって貶められた少数言語。その言語活動としての意義を明らかにしつつ、日常的な言語使用から言語復興運動まで、あらゆるレベルの意識性を含む「人為性」を同一線上に位置づけて扱う言語活動の理論的枠組を提示する。

定価=本体 7,000円+税
2005年6月30日/A5判上製/650頁/ ISBN978-4-88303-153-5



[新版] 社会言語学の方法

[著者]B・シュリーゲン=ランゲ
[訳者]原聖糟谷啓介李守 

「社会言語学は、人間不在のママゴト言語学への挑戦の中から誕生した。本書はその黎明期の代表的研究を紹介しつつ、社会科学・思想史の展望の中に位置づける。知的な緊張に満ちた、すぐれた入門書として推薦する」一橋大学教授・田中克彦氏絶賛!

定価=本体 3,000円+税
1996年6月25日/四六判並製/290頁/ISBN978-4-88303-032-3



周縁的文化の変貌 
ブルトン語の存続とフランス近代

[著者]原聖

フランスの少数言語のひとつであるブルトン語は、いかにして現代まで生き続けてきたか。言語の継承・存続、変換過程、擁護運動などは文化的にどうとらえられるのか。ことばと社会と文化の関係を解き明かす新たなアプローチ。

定価=本体 2,913円+税
1990年7月30日/四六判並製/286頁/ISBN978-4-88303-002-6



多言語主義再考

多言語状況の比較研究

[編者]砂野幸稔

「多言語主義(multilingualism)」は、本当に普遍的な価値たり得るのか。現代世界において「言語」はどのような問題の場としてあらわれているのか、世界各地域の多言語状況から問いかえす。「言語問題」とは、「言語」の問題ではなく、「人間」の問題なのである。

定価=本体 8,500円+税
2012年3月25日A5判並製/756頁/ISBN978-4-88303- 310-2



ポストコロニアル国家と言語
フランス語公用語国セネガルの言語と社会

[著者]砂野幸稔

欧米型「多言語主義」の臨界────
「独立」以来、「国民」が使いこなせない旧宗主国の言語を「国家公用語」としているセネガル。公共性を担保する言語のない、「曖昧な多言語主義」状況をつくりだす国際機関、巨大NGOの「援助という名の介入」。 人々の言語生活の実態調査から、その問題点を明らかにするとともに、言語的多様性と社会的共同性がいかにして両立しうるかをさぐっていく。

定価=本体 4,800円+税
2007年12月20日/A5判上製/516頁/ISBN978-4-88303-214-3



[日本語教育]

海外の「日本語学習熱」と日本

[著者]嶋津拓

戦前は「国際文化事業」の、戦後は「国際文化交流事業」の一環としての「日本語の普及」に関連して使われる海外の「日本語学習熱の高まり」とは、いったい、何を意味しているのだろうか。その実態はいかなるものなのだろうか。この漠然とした言葉をめぐる問題を歴史的に検証する。

定価=本体 2,400円+税
2008年4月30日/四六判上製/248頁/ ISBN978-4-88303-223-5



海外の日本語の新しい言語秩序
日系ブラジル・日系アメリカ人社会における日本語による敬意表現

[著者]山下暁美

100年前にブラジルで起こったことが、日本で今、繰り返されている──。
ブラジル移民100年の歴史と日本語の現状をつづることは、
時代を超えて、今日の日本をかたることでもある。

日本から多くの移民が海を渡った。日本語も海を渡った。100年の時を経た現在、ブラジル、アメリカそれぞれの地域で日本語はどのように変化したのだろうか。
各地域へ移住した人々の日本語が、それぞれがおかれた環境において、また、現地語を第一言語とした世代において、どのような変貌をとげたのかを考察する。

定価=本体 4,500円+税
2007年8月25日/A5判上製/360頁/ISBN978-4-88303-202-0

韓国における日本語教育

[編著者]纓坂英子

韓国の教育機関などで日本語を学ぶ日本語学習者は、海外の日本語学習者の三分の一以上を占める。過去の植民地支配にからむ複雑な反日感情と、日本大衆文化開放にみられる容日のはざまにある韓国の、日本語教育の社会的歴史的背景と現状を検証し、その課題と展望を日韓の日本語教育関係者らが明らかにする。

定価=本体 2,400円+税
2007年2月28日/A5判上製/184頁/ISBN978-4-88303-193-1



世界をつなぐことば
ことばとジェンダー/日本語教育/中国女文字

[編著者]遠藤織枝小林美恵子桜井隆

日本語を研究し、日本語教育を追求し、ことばとジェンダーを思索し、中国女文字を惜しむ。9つの国・地域、38人の研究者による画期的論集。

定価=本体 7,800円+税
2010年6月30日/A5判並製/648頁/ISBN978-4-88303-269-3

日本語は美しいか
若者の母語意識と言語観が語るもの

[編著者]遠藤織枝桜井隆

「日本語」の美しさは、どのように語られてきたのか。女性と敬語はなぜ、結びつけられてきたのか。そして現代の若者は、どのような言語観をもっているのだろうか? 日・中・韓・ニュージーランドの言語観の比較調査から、見えてくるものは何か。

[書評]
《山梨日日》2010年6月27日、《信濃毎日》《神戸新聞》2010年6月27日、他

定価=本体 2,300円+税
2010年4月20日/
A5判並製/232ページ/ISBN978-4-88303-260-0





[英語教育]

「英語教育神話」の解体

今なぜこの教科書か

[著]中村敬峯村勝柴浩

初級英語教科書の実作を通して、学校英語の根本的な改革を提起する。
本教科書は、英語教育をとおして批評力・批判力を培うために近現代史を題材の中心にすえ、読みごたえのある教材を提示する。英語の文体感覚を身につけるために教材は叙述文を中心にしてある。中学生から社会人まで多くの人に初級英語で語れることの豊富さを実感してほしい。

[書評・紹介]
《東京新聞》2014年7月2日夕刊
『新英語教育』2014年10月号、評者:泉康夫氏
『英語教育』2014年11月号、大修館書店、評者:森住衛氏

定価=本体 3,700円+税
2014年5月20日B5判並製/328頁/ISBN978-4-88303-357-7



英語現場
〈使える英語〉イナリンガル養成へ

[著者]鈴木康雄

日本語能力100%+英語能力70%=イナリンガル(1・7言語話者)へ
グローバル社会のなかで、日本人が体験する「英語現場」は確実に拡大している。それなのに、日本人の英語力はなぜ停滞しているのか? 大学の英語教育、「国際学生模擬裁判」、フィンランドの英語教育、中英両語で生きる香港、NHK放送―などの「英語現場」を取材し、「使える英語」(English for communication)を身につけた「イナリンガル」養成と環境づくりを提唱する。

定価=本体 2,000円+税
2003年4月20日/四六判並製/180頁/ISBN978-4-88303-116-0



だから、英語はできるようにならない

[著者]福田幸夫

なぜ日本人は英語、外国語が苦手なのか。そもそもの間違いはどこにあるのかをやさしく解説。英語・外国語が苦手と感じる人、これから外国語を学ぼうとしている人のための一冊!英語公用語論者も脱帽、目からウロコの語学論。

定価=本体 1,300円+税
2000年2月29日/四六判並製/151頁/ISBN978-4-88303-065-1



タフな教室のタフな練習活動

英語授業が思考のふり巾を広げるには

[著者]泉康夫

学校の勉強など、まるで眼中になかったあの顔、この顔が目に浮かびます。必ずしも「生徒は誰でも分かりたいと思っている」わけではないが、「分かった瞬間は誰でもうれしい」のではないでしょうか。
授業規律が著しく崩れたタフな教室にあって、分かった瞬間を積み上げることのできる生徒と、その瞬間だけで終わってしまう生徒の力を共に伸ばそうとするとき、ハードルを下げ、間口を広くした帯学習は優れて有効性が高く、とりわけ基礎を固めるには最適かと考えます。
本書は、教育困難校で効果的だった帯学習の実践をまとめたものです。

[書評・紹介]
『英語教育』2016年10月号、New Books & DVDs、評者:及川賢氏

定価=本体 1,800円+税
2016年7月25日
B5判並製/124頁/ISBN978-4-88303-399-7



なぜ、「英語」が問題なのか?
英語の政治・社会論

[著者]中村敬

英語だけで世界のすべてが読め、語れるかのような錯覚に陥っている日本社会。英語一極集中状況の歴史性を説きつつ、英語教育/英語教科書の執筆に携わった著者が、「英語・英語教育問題」の政治性、社会性を鋭くえぐり出し、その社会的病理の様を明らかにするとともに、解決への糸口を探る。

定価=本体 2,600円+税
2004年7月30日/A5判上製/280頁/ISBN978-4-88303-142-9



幻の英語教材
英語教科書、その政治性と題意材論

[著者]中村敬峯村勝

15年ほど前、高校英語教科書FIRST ENGLISH SERIES II(見本本[文部省検定合格本])の「第13 War(戦争)」が、差し替えとなった。時の政権政党の一部勢力が中心となって圧力をかけた結果である。文部省、マスコミ、英語教育界、一般市民そして生徒たちはいかに反応したのか。「事件」の当事者であった代表著者と編集長が、その経緯と、そこから浮かびあがってくる英語教科書、英語教育の根本問題を徹底的に論じる。

定価=本体 2,300+税
2004年2月25日/A5判並製/224頁/ISBN978-4-88303-132-0





[言語論・記号論]

A Speaker's Cognition Encoded in Japanese
Speech, Mind, and Society

[著者]Yoko Ujiie(氏家洋子)

日本語を通して認識活動と言語の不可分性に迫った初めての論考────
誰もが他者に伝えたいと思う〈心の声〉はどの程度「言語化」できているのか。日本語では「やっぱり」「どうにも」「〜なんです」等、話し手の心的過程が見事にコード化されている。これに着目して「含過程構造」と命名、ウチ社会でのコミュニケーションの中で発達した姿を英語と対照させて分析。日本の言語文化の理解、日本語教育での活用も視野に。

定価=本体 2,000円+税
2010年3月31日/A5判並製/ISBN978-4-88303-272-3

Intercultural Communication An Outline

[著者]Hidasi Judit(ヒダシ・ユディット)

「ここには異文化コミュニケーション研究の未来像がある。従来、ややもするとアメリカ社会の視点から述べられることの多かった異文化コミュニケーション研究だが、ヨーロッパ(ハンガリー)人の著者の立場はそのような枠組みを乗り越えて、より豊かな国際理解への道を示している。」 神田外語大学日本研究所所長 窪田高明

If you want to know ……..
why has communication study become an imperative;
what makes our communication intercultural;
where does miscommunication come from;
what makes the difference between knowing and using a foreign language -

then read this book. If you want to improve your communication skills with foreigners - then learn this book. Verbal and non-verbal communication between people with diverse cultural background: this book guides you through the most important elements of intercultural communication by introducing and analyzing case-stories from a rich variety of cultures.

定価=本体 2,000円+税
2005年10月15日/A5判並製/196頁/ ISBN978-4-88303-173-3



記号の系譜
社会記号論系言語人類学の射程

[著者]小山亘

全体、再帰、批判(内在的批判)、歴史。ボアス以来の人類学、パースからヤコブソンへと展開してきた記号論を融合した社会記号論系言語人類学。「知」が断片と化したこの時代、ことばと社会、文化、歴史の学として体系性と包括性、全体性を求める、その反時代的な営みの可能性を明らかにする。

定価=本体 4,600円+税
2008年1月30日/A5判並製/540頁/ISBN978-4-88303-219-8

記号の思想 現代言語人類学の一軌跡
シルヴァスティン論文集

[著者]マイケル・シルヴァスティン
[訳者]小山亘/編 榎本剛士古山宣洋・小山亘・永井那和

難解をもって知られる、現代北アメリカを代表する言語人類学者の論考に詳細な解説をつけた、はじめての論集。オリゴを基点としたコミュニケーション過程のなかに、文法、語用、談話、社会、文化、心理、歴史、その全てを統一的に捉えなおす精緻な理論。言語、認知、相互行為など、コミュニケーション実践に焦点を据えた現代社会文化研究の先端、極限を<今ここ>に刻印する。社会文化コミュニケーション論による「言語学」の超克、そして、「認知科学」、「人類学」の再構築。

定価=本体 5,500円+税
2009年5月31日/
A5判並製/568頁/ISBN978-4-88303-246-4

近代言語イデオロギー論

記号の地政とメタ・コミュニケーションの社会史

[著者]小山亘

「敬語」は、なぜ、いかにして「国語学」の言説において、社会文化的象徴として、イデオロギッシュに機能したのか。「京都方言」はいかにして「京都方言」とされたか、「京都方言」となるのか。──本書は、〈言語〉、より一般には〈記号〉、すなわち、〈社会文化的コミュニケーション〉の問題系において、イデオロギーは、どのような意味を持つのか、イデオロギーの持つ記号論的、社会文化的特徴はどのように性格づけられるのか、それを明らかにすることにより、言語、方言、語用、記号、社会文化的コミュニケーション、そして、それらを対象とする諸学、全ての学知が、どのような意味でイデオロギー的であると言えるのかを、できるだけ精確に明示する。

[書評]
《図書新聞》2011年10月1日号、評者:吉野実氏

定価=本体 5,600円+税
2011年3月10日
A5判並製/584頁/ISBN978-4-88303-280-8

言語意識と社会
ドイツの視点・日本の視点

[編著者]山下仁渡辺学高田博行

言語を意識するとは、どういうことなのだろうか?
意識は、どのように、言語化されるのだろうか?
言語と意識は、社会とどのように取り結ばれているのだろうか?

定価=本体 3,700円+税
2011年2月15日
A5判上製/296頁/ISBN978-4-88303-282-2

言語相互行為の理論のために
「当たり前」の分析

[著者]丸井一郎

「異なる」と「同じ」を作り出すもとはなにか────。
ある人々のことばと行いと集まりの中に見分けられる様々な事象や表現の中で、なにが「当たり前」で、他の人々には「当たり前」でないのか。
日常の世界で私であることの自明性を言語相互行為から解明(解体)する。

定価=本体 3,000円+税
2006年9月25日/四六判並製/293頁/ISBN978-4-88303-186-3



ことばとセクシュアリティ

[著者]D・カメロンD・クーリック
[訳者]中村桃子熊谷滋子佐藤響子クレア・マリィ

セクシュアリティはいかに語られてきたのか。私たちは、政治・経済的支配関係の中でディスコースによって与えられた意味にしたがって、性的自分や性的経験を理解し、また性実践を行っている。自明とされる規範としての異性愛を批判的に検討し、「欲望の社会記号論」によって言語研究に社会の権力構造における抑圧、矛盾、沈黙をも取り入れていこうとする試み。

定価=本体 2,600円+税
2009年10月10日/四六判並製/320頁/ISBN978-4-88303-252-5

初期中国語文法学史研究資料
J.プレマールの『中国語ノート』

[編著者]何群雄

初期中国語文法学研究者、音韻論研究者の必読書、待望の復刻────。
J.プレマール『中国語ノート(J. Premare: Notitia Lingua Sinica)』の優れている点は、「彼はラテン語文法学者たちがやってきたような従来の方法から離れ、ヨーロッパ人がそれまで全く知らなかった新しい方法を採用した。既成の規則をあてはめるのではなく、そのかわりに中国語自体から規則を見出した」ところである。1831年にR.モリソンによって、マラッカで刊行のラテン語版(架蔵。原寸大:約290×235mm)の復刻。

定価=本体 5,000円+税
2002年2月25日/A5判上製/316頁/ISBN978-4-88303-093-4





中国語文法学事始
『馬氏文通』に至るまでの在華宣教師の著書を中心に

[著者]何群雄

キリスト教宣教師は中国語文法を、どのように構築しようとしたのか。それを中国人はいかに受け入れていったのか。『馬氏文通』以前の在華宣教師の中国語文法書を綿密に分析し、学説史に新たな視角を切り拓く労作。

定価=本体 2,300円+税
2000年12月25日/A5判並製/190頁/ISBN978-4-88303-072-9



批判的社会語用論入門
社会と文化の言語

[著者]ヤコブ・L・メイ
[訳者]小山亘

語用論の社会学的転回

社会と文化、権力とアイデンティティーの視座から、「ことば」の実践に切り入り、現実の社会から遊離した「言語」研究の軛から、「語用論」と「ことば」を解き放つ「批判的社会語用論」の全体像。

定価=本体 5,500円+税
2005年10月31日/A5判並製/372頁/ ISBN978-4-88303-168-9



批判的談話分析入門
クリティカル・ディスコース・アナリシスの方法

[編著者]ルート・ヴォダックミヒャエル・マイヤー
[監訳者]野呂香代子

メディアなどで「当たり前」のように語られていること(談話)を、批判的に分析し、それらの談話が持つ権力性、イデオロギー性を明らかにし、社会的差別、抑圧、不平等などと実践的に闘うための入門書。

定価=本体 3,000円+税
2010年11月15日
A5判上製/271頁/ISBN978-4-88303-276-1



母語の言語学

[著者]レオ・ヴァイスゲルバー
[訳者]福田幸夫

「言語の相違は音形や記号の相違ではなく、世界観自体の相違である」フンボルト
言語をエネルゲイアとして捉え、母語の現象ではなく、その働きに本質を求め言語と人間という根本問題に迫る。

定価=本体 3,107円+税
1994年9月25日/四六判並製/247頁/ISBN978-4-88303-024-8